01
「チョゲップルリィイイイ!!」
僕はトゲピーの鳴き声で目を覚まし、ご飯をたべ、ポケモンとバトルする。
平凡なトレーナーだ。でも、その「平凡」が一気に崩れ落ちた話をしよう・・・
ある日、僕はいつものようにポケモンとバトルする。でもその日の雰囲気はいつもと違った・・・
(なにかが違う)
そう思った僕は、僕の友達、ダイくんに、何か変わったことは無いか、
ききにいってみた。
「ガサガサガサガサッ!!!」
!?
後ろからものすごい速さの風が来た。僕は急いでダイくんの家にいった。
そのとき、ダイくんの家の後ろから、「ブォォォォォン・・・ブォン!」
と、なにかがワープ?する音が聞こえた。
僕は怖くなり、すぐにそこを立ち去った。
そして、夜
家に帰り、いつものように寝る。
しかし、その日は眠れなかった。そのまま眠れないまま5時間がたち、既に2時になっていた。
そして前を見たら、前に真っ黒な生き物がいた。
僕は大声をあげ、必死に逃げた。
(ここまでこれば・・・)
そう思った矢先!いきなり真っ暗な壁に取り囲まれた。
僕はもう放心状態で、体が動かなくなっていた。
そして、昔読んでいた本に書いてあったことを思い出した。
「昔、ダークライという、とてもやさしいポケモンがいました。そのポケモンは、友達を作りたくて、いろんな人に声をかけていました。「ブォォォォン・・・ブォン!」(友達になって!)というが、人には意味が分からず、見掛けも怖くて、みんな逃げてしまいました。」
という昔話である。もちろん実話ではなくフィクションのはずだ
しかし、その「ダークライ」が今、目の前にいるのだ。
そして、昔の記憶がいっせいに頭の中を駆け巡り、ピンときたのが、「ダイくん」だった。
ん?ダイくんの本名は、「倉本 大」ひっかからないか、これをあわせると、
くらもと だい→だくらい→ダークライ
ぼくの頭の中は絶望感とうれしさでいっぱいだった。
『コッチニオイデヨ』