ポケモン不思議のダンジョン plusOne
ビクティニは万能です
ビクティニってどうゆうこと?


「いやー言いたくなるじゃないですか。」

「初対面でいきなりバカヤローとは随分、生意気な口だなぁ!」

そうゆうと、パルキアは口からビーム的なものを飛ばしてきた。

「ちょ!いきなり過ぎませんか!?」

「お前をいつでも、殺せることを証明しただけだ」

「勝手に呼び出されて殺されるなんて意味がわからないんだが!」

「そんなことより、お前に頼みたいこ
とがあってここに呼んだのだ」

そんなことよりって、ひどいな。うーん、頼みたいこと?平凡な高校生に頼みたいととは?
まぁ、だいたい予想はしてるんですけどね。ポケダンのソフト開いたらここに来たんだからねー

「おっ、察しがいいじゃないか、お前が思っているとおり、ポケっ」

「っモンの世界に行くんですよね!ハイハイ、分かりますとも。行かせてください!」

「即答だな……」

「あっ、ちなみにポケダンですか?それとも、本家の方ですか?」

「その、ポケダンとか本家はよく知らないがお前の姿をポケモンに変えてから、転移させるぞ」

うーん、行ってからのお楽しみか。まぁ、そっちの方が楽しそうだな!

「戦闘経験とかないんですが、そこら辺はどうするおつもりで?」

「あーそこら辺はどうにかしておく」

ただの雑魚キャラだったら。すぐに、トレーナーに捨てられてたな……

「じゃあ早く行きましょう!お願いします」

「本当にいいのか?しばらくはこっちに帰って来れないぞ」

元よりこの世界には未練なんて、ないしな。

「はい、大丈夫です。」

「わかった、それじゃあ行くぞ!」

パルキアがそうゆうと、俺の周りにドーム状のものが出てきた。

新しい人生の始まりだ!ポケモン系のゲームは大体クリアしてあるから、知識は大丈夫だ。

俺はゆっくりと目を閉じ、意識を暗闇の中に落とした。



「うーん……。」

プクリンの顔を模したであろう建物の近くをうろちょろ歩く、1匹のイーブイがいた。

「いや、こんなことにしてちゃダメだ!」

「今日こそ勇気を振り絞らなきゃ!」

「ポケモンはっけん
ポケモンはっけん」

「だれのあしがた?
だれのあしがた?」

「あしがたはイーブイ
あしがたはイーブイ」

「キャ!…………ダメだ。結局入るふんぎりがつかないや…。」

「今日こそと思って来たのに……。」

「この宝物を握りしめてこれば、勇気が出ると思ったんだけど……」

「はぁ、私って本当に意気地無しだな……。」

「今日はもう帰ろう……」

イーブイは階段をとぼとぼと歩いて行った。



ガサガサ


「おい、見たか?ドガース」

「見たぜ!ズバット、ありゃお宝に違いない!」

「狙うか?」

「おう!」

イーブイの後を追うように2匹は暗闇の中に消えていった。




うーん、すごく眠たい。えーと俺は何してたんだっけ?

「ってポケモンの世界に来たんだった!」

ガバッと起き上がり、周りを見渡した。

「この景色は!」

ポケダン空の主人公達が出会う、海岸だった。

おkポケダンね!

俺はどんなポケモンになったかな。

近くにあった水たまりに顔を写してみた。

おービクティニかー!

ビクティニ!?

いや待て、ポケダン空には存在してなかったはずだぞ!
それよりも、幻のポケモンじゃねーか。

やばい、誰か来た。気絶した振りしてよっと。

「やっぱり、いつ見ても綺麗だなー!」

「ん?あれ?なんだろ?」

「わっ!誰か倒れてるよ!」

「君たち大丈夫?どうしたの?」

ん?君たち?さっき見た時は、俺しかいなかった気がするけど……

「うぅ、僕は何してたんだっけ?」

「いたた、あれ?ここどこ?」

適当に演技しておこう。

「あっ気が付いた良かった!」

「動かないから心配したよ」

「君たちここで倒れてたんだよ」

「た、倒れてた?僕が?」

「私はサクラ。見ての通りイーブイだよ。よろしく!」

「それで、君たちは?この辺りでは見かけない顔だけど……」

そのセリフ待ってました!

「俺は人げ」

「僕は人間だよ。カケルって言うんだ!」

「え〜人間!?でも、どこからどう見ても、ピカチュウだよ?」

「えっ?わぁ、ほんとだ!僕、ピカチュウになってる!」

え?これはまさかの俺、サブキャラ?

「それで、君は?」

「俺は………」

やべぇ!考えてなかった!

「分からない……思い出せないんだ。」

「まさか、記憶喪失?」

「たぶん、そうだと思う。」

「でも、名前は分かる。えーと、ユウマだと思う。」

こんな感じでいいかな?俺、演技とかしたことないからすげー焦る。

「カケルとユウマね!それで、カケル、どうしてこんな所に倒れてたの?」

「うーん、ごめん。僕も思い出せないんだ。僕が人間だったってことは分かるんだけど。」

「そうなんだ」

っ!なにか来る!

「キャ!」

サクラがなにかに吹き飛ばされた。その拍子にサクラの持っていた。遺跡の欠片が地面に落ちた。

「いたた、ちょっといきなり何するの!」

「ふーん、これがお宝か?」

「さっき見たやつと同じだぜ!」

「あー!私の宝物!」

「おっ、やっぱり宝物だったか」

「これは高く売れるぞ!」

「って、奪い返しに来ると思ったけど、お前案外弱虫だな。」

「さっさと行こうぜ!」

「おう!」

2匹は洞窟の中に入っていった。

ずっと、思ってたんだけど、なんであの2匹はわざわざ、行き止まりの洞窟なんかに入ったんだろうか?

ただのバカなのか?それとも、作戦があって入ったのか?

「どうしよう……あれは私の大切な宝物なのに……」

「ねぇ、君たち取り返すの手伝ってくれない?お願い!」

ここで断っても、無限ループに入るんだけど、ゲームとは違うかもしれないしやめとこっと。

「俺はいいけど。カケル、お前はどうするんだ?」

「僕は……」

カケルは何かを考えてからこういった。

「いや、僕も手伝うよ。」

「ほ、本当!ありがとう!さぁ、急ぎましょ!」

さーて、戦闘はどうなることやら。
俺は不安を抱えながらも、サクラについて行った。


■筆者メッセージ
頑張ります!
ポケる ( 2019/09/15(日) 18:19 )