48話 運動会準備 後編
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「ルーア、いい作戦だけど、私の後、大変なのは、ルーアよ。リレーの時も。」
「大丈夫よ。」
ルーアの作戦を聞き、アマルスは、ルーアが大丈夫かどうか聞いた。ルーアは、
快く返事した。
「なかなかいい作戦だし、俺は、大賛成。」
「私も。」
「僕も。」
「ああ。」
「僕も、頑張る!」
「俺も。だけど、俺とオムナイトとプロトーガは、新しい技を覚える必要がある
んだけど、2週間じゃ、間に合わないよ。」
「それなら、私達が旅に出た時、その技マシンを拾ったから、大丈夫よ。」
カブトの質問に、ヒカリが代わりに答えた。
「なら、安心だ。よし、今年こそ、勝つぞ!!」
「「「「「「「「おおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」」」」」」」
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運動会まで、あと1週間半
「私は、障害物競争のコースを聞いて、練習しているね。」
「私も、ズガイドス達と少しでも速く走れるように練習しているね。」
「僕達も、少しでも力をつけるよ。プロトーガ達はどこに………」
ドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
ヒカリ達は、リレーの練習をした後、その後の練習を話し合っていた。その時、
ぶつかった音が聞こえた。プロトーガ達がぶつかっていた。
「………ルーア、少し、無茶ぶりなんじゃない。」
「確かに、新しい技などで、大変なことになっているわ。」
ヒカリとルーアがそう話し合っていると、
「まあ、大丈夫だと思うよ。まだ、時間はあるし。」
と、ミュウが前向きにそう言った。
「そうね。しばらくの間、様子を見ましょう。」
「ええ。」
ヒカリとルーアもそう言い、練習を再開した。
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運動会まで、あと5日
「ヒカリ、その調子よ。ズガイドスもタテトプスもいい感じよ。」
「ありがとう。ルーアも、上手。アマルスも上達している。」
「ふふ、ありがとう。ミュウも大丈夫ね。カブト、新しい技を使いこなしている。」
「で、プロトーガは………………………」
ドーーーーーン!!
ヒカリとルーアが、みんなの様子を見ていると、突然、ぶつかる音がした。
「………またね。まあ、プロトーガは、私達より一番難しいからね。」
「オムナイトも、曲がるところが惜しいのよね。」
ヒカリとルーアはそう言い、プロトーガ達の方に向かった。
「いてて。」
「大丈夫?」
「ああ。」
頭を抑えているプロトーガにヒカリは、声をかけた。
「オムナイトもプロトーガもう少し……………」
ヒカリ達の話し合いが始まった。
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運動会まで、あと3日
「プロトーガ、オムナイト、上手になってきたよ。」
「本当ね。」
練習しているプロトーガとオムナイトを、みんなで応援している。
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運動会まで、あと2日
「あと2日よ。リハーサル、みんなで頑張ろう!」
「「「「「「「「おおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」」」」」」」
ヒカリの掛け声に、みんな気合いを入れて、叫んだ。
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運動会まで、あと1日
「明日、いよいよ本番ね。」
「そうね。みんな、明日は元気に、リハーサル通りに、絶対勝とう!!」
「「「「「「「「おおーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」」」」」」」」
「それでは、解散!」
みんな、叫んだ後、ルーアの号令で帰った。
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その夜
「よく食べるな。特にミュウ。」
ヒカリとルーアは、ミュウとプロトーガの家で、ご飯を食べた。ヒカリとルーアは
食べ終わり、ミュウとプロトーガは、まだ食べている。特にミュウは、もう6杯目。
「ルーア、何しているの?」
ヒカリが、さっきから何かしているルーアに、話しかけた。
「これは、不思議玉の中身を空にして、運動会の様子を撮れるように改造しているの。
兄さんが、姉さん、行けないから、映像を残してほしいって姉さんに言われた
らしい。」
「ちょっと待って。ルーア、お姉さんいたの!?」
「えっ!?」
ルーアから説明している時、姉さんという言葉に、ヒカリとミュウ(ご飯を食べている
最中)が驚いた。
「そうよ。姉さん、兄さん、私という順番よ。終わった。」
「そうなんだ。」
話している最中に、ルーアが改造していた不思議玉を完成した。ヒカリとミュウは、
ルーアの説明に返事をした。
「そろそろ帰るね。明日、頑張ろうね。」
「私も。勝てるように頑張ろうね。」
「うん。じゃあね。明日、絶対、勝とう。」
ヒカリとルーアが帰った。