46話 遠足 さわぎの森
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ヒカリ達は走り続けて、やがて、さわぎの森に着いた。そこには、誰もいなかった。
「やったー!1番乗り!」
「待ってる間、ゼリーを食べましょう。」
「賛成よ。」
ヒカリ達は、ゼリーを食べた。
「甘くて、美味しい。」
「ルーア、おかわり。」
「残念、ズガイドス達が来たから、おかわりは、お昼ご飯の時。」
ヒカリとミュウは、ルーアの指した方を見ると、ズガイドス達が来た。
「ズガイドス、僕達の方が速かったよ。」
「くっ、旅に出て、強くなったな。俺の負けだ。」
ミュウは胸を張り、ズガイドスは、寝っ転がった。
「それでは、お昼ご飯にしましょう。」
「「「「「「「「「はーい。」」」」」」」」」
ヒカリ達は、お昼ご飯を食べた。お弁当は、ヒカリとルーアが作った。
おやつのアップルパイとモモンの実ゼリーが美味しいと評判だった。
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お昼ご飯が食べ終わり、
「それでは、さわぎの森で、冒険して、くりの実を拾う。くりの実を使ったご飯は、
美味しいよ。」
「「「「「「「「「わーい。」」」」」」」」」」
みんなは、さわぎの森に入った。
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1階
「ルーア、くりの実って見たことある?」
「くりの実っていう名前と、イガくりをむくことが知っているけど、
詳しいことと、見たことはないよ。」
「本で読んだんだけど、イガくりは、さわぎの森の9階にあるみたいよ。」
「よし、9階に行くぞ!」
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9階
「9階に着いたから、イガくりが落ちている。」
「こっちにもあるよ。」
「あっちにも。」
ヒカリ達は、イガくりを一生懸命拾った。
「あそこにもあった。」
ミュウは、木がたくさんあるところに向かった。しかし、ミュウは、向かいながら、
(嫌な感じがする、気のせい……かな。)
そう思っていた。ミュウは、木の下のイガくりを拾った。その時、たくさんの木の上
から、イガくりが、ミュウに向かって、たくさん落ちてきた。
「ミュウ、危ないよ!!」
「速く逃げて!!」
「!?」
ヒカリとルーアの叫び声で、やっと気づいたミュウだったが、いきなりのことで
間に合わない。
「ヒカリ、私とヒカリ以外の時間を止めて。時間が止まった瞬間、私が、
サイコキネシスで、ミュウを動かすから。」
「わかった。"タイム-ロック"」
すると、ヒカリとルーア以外の時間が止まった。
「サイコキネシス。」
その後、ルーアが、ミュウを動かした。
「解除。」
すると、時間が動き、イガくりが落ちた。その時、ミュウは驚き、ヒカリとルーアは、
イガくりが落ちる様子を見ていた。
「ルーア、見て。」
「ええ。イガくりに紛れて、毒を塗った銀バリがある。誰かが、意図的に仕組んだ
のよ。」
ヒカリとルーアが考えていると、
「ヒカリ、ルーア、イガくりがいっぱい落ちているから、拾おうよ。」
「後で、考えましょう。今は、イガくりを拾いましょう。」
「そうね。」
ヒカリ達は、イガくりを拾った。
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遠足が終わり、村に帰った。
「さあ、ご飯、いっぱいできたよ。どんどん食べてね。」
机の上には、焼きくりの実、くりの実ご飯、くりの実入り味噌汁、くりの実天ぷらなど
くりの実料理がいっぱいあった。
「美味しい。」
「美味しいけど、多すぎるーーーー!!」
そのとおり、机の上だけではなく、周りにもいっぱいあった。
「アルセウス様のところにもいっぱい送ったけど、まだいっぱいあるのよ。
そのために、兄さんを連れてきたのよ。」
「くりの実料理を食べるのを手伝うためだったのか。」
「全員で、頑張って食べましょう。」
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しばらくして、なんとか食べ終わり、ヒカリ達は動けなくなったので、ヒカリとルーア
とライドは、ミュウの家に泊まることになった。