38話 ルーアの特訓2
「ルーア、ふくれてないで早く始めるぞ。」
「だって、兄さんが。」
「雪女と言われたことは、ほっといて始めよう。」
「はい。」
「まず、2つのわざを同時に使う特訓だ。」
「えっ、普通2つのわざを同時に使うことは、難しいんじゃ。」
ルーアは、すごく驚いた。普通はできないことを特訓するから。
「ルーア、大丈夫だ。アーケオスの戦いの時にできていた。」
「はい、わかりました。」
ルーアは、構えた。
(合体わざ、似たような感じのようせいのかぜとこごえるかぜにした方がいいかな。)
「えい。」
しかし、こごえるかぜしか出なかった。
(うーん。右側にこごえるかぜ、左側にようせいのかぜにして、わざ名を決めた
方がいいかな?)
「"氷精のかぜ"」
すると、2つのかぜがともにでてきて、すごい風が吹いた。
「うむ。ルーア、この調子で、2つ、3つを同時にするわざの特訓するようにしろ。
あと、風のコントロールや念力の強化も。」
「はい。"氷精のかぜ"サイコキネシス。」
すると、風を放ったあと、サイコキネシスでコントロールして、風はどこかへいった。
「"氷精のかぜ"の特訓をしながら、新しい合体わざを考えよう。」
ルーアが再び"氷精のかぜ"を放とうとした時、
「ぎゃああああああ!?」
当然、叫び声が聞こえた。
「何なんだ?」
「やったー、成功。」
ルーアが喜んでいた。その時、ライドは凍っていた。犯人は、ルーア(雪女)。
このことで、ルーアが誰かを凍らせることを雪女スイッチとヒカリたちは認識
した。