31話 ライドとキュウコン
ヒカリたちの戦いから、何時間、ヒカリたちは、ライドとキュウコンに治してもらって
いた。治療が終わって、ヒカリたちは気持ちよさそうに寝ていた。ライドはキュウコン
に事件の情報を聞いていた。
「キュウコン、情報、ありがとう。ルーアたちの治療もな。」
ライドはキュウコンにそう言うと、キュウコンは少し笑って、
「まさか、ここで眠っていたちからが目覚めるとは。この3匹は、しばらくここで
特訓してもらう。」
「ああ、すまない。」
「あと、ライド。ヒカリ、ミュウ、ルーアについて教えてほしい。」
キュウコンが真剣に聞いてきた。
「なんでだ?」
「特訓するためには、情報が必要だ。」
「わかった。」
ライドは、ヒカリたちについて話した。
「.......なるほど。ヒカリたちの能力は、お互いを信用していることと信用して
いるポケモンのことを思うことで発動する。強く思っていたことによって、能力も
目覚めたということか。ヒカリは記憶喪失で、そんな自分が頼れる友達、ミュウは、
初めて、冒険にいっしょに行く仲間、ルーアは、初めての同い年の友達ができた。
3匹とも、この長旅で、強くなっただけではなく、友情も深まったということ。」
「なあ、キュウコン。ルーアたちの能力ってなんなんだ?」
「ヒカリは、時を操ることができる能力。ミュウは、波動を操る能力。
ルーアは、念力とかぜを操る能力。」
「ルーアたちにそんな能力が......。」
「ライド、頼みがある。ルーアたちの特訓を手伝ってくれないか?」
「アルセウス様に聞いてみます。」
ライドは外に出て、連絡した。しばらくして、帰ってきた。
「どうだった?」
「許可をもらえた。ルーアたちの特訓を手伝おう。」
ライドとキュウコンは、まだ眠っているルーアたちを見ていた。ミュウは、ルーアの
いやしのはどうで回復していたが、ヒカリとルーアは、包帯を巻いていた。