24話 追手から逃げろ
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ぐんじょうの洞窟の入口、
「ふうっ、だいぶ遠くまできたね。キュウコンのところはまだなの?」
「まだまだ先ですよ。」
ヒカリたちは、ぐんじょうの洞窟の入口で休んでいた。
「ん?」
「どうしたの?ヒカリ。」
「今、あっちから、声が聞こえたような気がする。」
ヒカリたちは耳をすました。
「おい、そっちにいたか?」
「いや、いない。」
「こっちは大勢できているんだ。見つかるはずだ。」
「はやく、あいつら3匹を倒そう。」
という大勢の声が聞こえた。
「追手がきた。行こう。」
「「うん。」」
ヒカリたちはぐんじょうの洞窟に入って行った。
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B14階、
「ここの階段を登ったら、出られるね。」
「ヒカリ、ルーア、見て!!すごくきれいだよ。」
「「えっ。」」
ミュウの指したところには、とてもきれいな石が何百個もあった。
「きれい。」
「いくつか、持って帰ろう。アマルスたちのおみやげと私たちの分。」
「そうだね。」
ヒカリたちは、10、20個くらいバッグに入れて、階段を登った。
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「ふうっ、やっと洞窟をぬけられた。追手のポケモンたちは、どこだろう?」
ミュウがつぶやいた時、
「おい、いたぞ。あそこにいるぞ。捕まえろ。」
後ろから声が聞こえた。
「きちゃった。逃げよう。」
「「うん。」」
「待て、逃がすな。」
「待てって言われて、待たないよ。」
ヒカリたちは逃げ、追手のポケモンたちは追いかけていった。
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「あ、あれは。」
ミュウが指した方を見ると、そこには、溶岩が流れている山があった。
「あの山は、ほのおの山よ。」
「かこうから溶岩があんなにたくさん流れている。」
「あそこを通ることはできるかな?」
「通ることはできます。追手がきているので行きましょう。」
「お、あそこにいたぞ。捕まえろ。」
「もう、選択肢がない。行こう。」
ヒカリたちはほのおの山に向かった。
「あ、あいつら!ほのおの山に向かって行きやがった!」
「なんて奴らだ!ほのおの山はみとうの地だ!行ける奴だけ行け!!」
追手のポケモンたちも少なくなりましたが、後を追った。