13話 刺客と謎
ヒカリとミュウは、カンロ草原を次々進んでいく。
「ヒカリ、前より、強くなったな。」
「ミュウも、強くなったね。」
ヒカリとミュウは、そんな会話をしながら、最奧部についた。
「さあ、帰ろう。」
「うん。」
ヒカリとミュウが帰ろうとすると、
「マテ。」
という声が、聞こえた。
「誰だ?」
ミュウがたずねると、
「ワレワレハ、ブラックホールダン。カンタン二イエバ、ダーテングトフライゴン
ノナカマダ。」
「イイカエレバ、オマエタチをオソウシカクダ。」
(敵は、2匹。でも、姿を見せない。)
ヒカリが、そう思っていると、
「姿を見せろ。」
ミュウは、叫んだ。
「ソウカ、ナラ、ミセテヤロウ。」
「うわーーーーーーーーーー。」
「ミュウ!?」
ミュウが、とばされて、気絶した。
(速い。少し見えたけど、どんなポケモンかわからなかった。)
「ツギハ、オマエダ。」
ヒカリは、はっと振り替えった時、目の前にいた。目の前にいたのは、スピアーだっ
た。
(倒される!?)
ヒカリが、そう思った時、
「「グワーーー。」」
なぜだか、スピアー同士ぶつかっていた。
「二イサン、ナニヤッテルンダ。」
「イ、イッタイ、ナニガ。」
スピアーたちが、言い争っている。スピアーたちもダーテングとフライゴンと同じ目を
していた。
(何があったの?とにかく、今はチャンスだ。)
ヒカリは、そう思い、こうそくいどうを連続で使った。
「でんこうせっか。」
スピアーたちは、ヒカリの攻撃を受けた。
「でんじは、でんきショック。」
スピアーたちは、まひ状態になり、でんきショックを受け、疲れていた。どうやら、
防御力は、低いらしい。スピアーたちは、ヒカリのスピードに驚いた。今のヒカリは、
こうそくいどうで、4倍速になっていた。
「これで終わり、エレキボール。」
スピアーたちは、エレキボールを受け、弟の方は気絶して、兄の方はかすかに意識が
あった。ヒカリは、兄の方のスピアーにたずねた。
「あの、いったい、何でぶつかったのですか?」
すると、兄の方のスピアーは、
「あの時、オマエを攻撃しようとした時、誰かに押されて、ぶつかった。
押したやつの姿は、わからない.........。」
と言い、気絶した。
(いったい、誰が助けてくれたのかな。)
ヒカリは、そう思い、ミュウとスピアーたちをひきずるように運んだ。草原をぬけて、
広場に行く道のところに、ルーアがいた。
「あ、ルーアだよね。サイコキネシスで運んでくれない?」
「いいよ。」
その後、ルーアのサイコキネシスで運んでもらった。
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ヒカリは、先生たちのところにミュウとスピアーたちを運び、今回のことを話した。
「なるほど、そういうことですか。ブラックホール団、いったい、何者でしょうか。」
ガチゴラス校長先生は、そう言った。
「先生、ミュウとスピアーたちの状態は?」
「大丈夫よ。ミュウは、もう起きて、くやしい、負けたって言ってたわ。」
ヒカリの質問に、アマルルガ先生は答えた。ヒカリは、ほっとした。
「それにしても、また、強いポケモンを倒して、すごいですね。」
「い、いえ。今回は、助けてもらわなきゃ、負けていました。」
プテラ教頭先生にほめられて、ヒカリは、あわてて言った。
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「スピアーたちも倒されたか。まあ、いい。次は、お前たちがいけ。」
「「「了解。」」」
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「お疲れ様。やつらの情報は、得られましたか?」
「はい、ブラックホール団と名のっているようです。」
「新たな情報が得られるように、引き続き調査を。」
「了解です。」