特殊な持ち物(若干のネタバレ)
主人公、ウキの所持している手帳は自分の見るものを無差別に予知できる。予知道具として最多の情報量を持つ。この手帳は現実世界での彼の手帳であり、『傍観者』として記録にしていた。しかし、あくまでも『傍観者』であり、自分の事は記録されない。
自分の事から目を背けてきたツケが、今回ってくる。
アランの持つ携帯には、自分の行く先で起こる事を予知できる、『行動予知』の機能がある。行き先を変えれば余地も変わる。弱点は行き先で起こる事以外予知出来ない。例えば行き先が予知できても背後からの敵襲などは予知できない。常に周りを見る必要があるが、情報量はトップクラス。また、電波が無かったり、未開拓の土地では地図が無いため、そもそも予知出来ない。
ロンの持つパソコンには、他の物の私物に予知道具としての機能をつける事が出来る。アランの行動予知もロンが与えた物である。簡単に言えば固定電話の親機と子機みたいな物で、親機のロンのパソコンは子機のアランの行動予知が把握できる。もし、ロンとアランが敵対すればアランの勝率は行動予知がある限りゼロになるだろう。弱点は、予知道具としての機能をつける事以外、取り柄がない。つまり子機がない限り無力になる。
カムの所持している絵本には自分が破壊する物を予知する破壊予知の力がある。破壊出来なければ予知できないため、弱い。情報量も予知道具中でダントツ低い。