後書き
この作品は、ポケモンのWCSの優勝選手、セ・ジュン選手のパチリスがモデルのユージンを書きたいがために書いた作品です。その割にタイトルはミュウツーだし、主人公はスボミー系統ですが、セジュンのパチリスもシングルじゃ弱い子ですし、サブに徹するしかないんですよね……。
ともあれ、そんなパチリスを目指して奮闘する少女の物語を書くに当たり、タマゴグループが同じで電気タイプ以外で色違いが分かりやすく、なおかつ石で進化するポケモンという事で、チラチーノやトゲキッスなどの候補から選ばれたポケモンがロズレイドとなり、そこからカノンの主人公が決まり、そして色違いのポケモンが皆にその価値を認めさせるという物語の方向性を決待ったところで、誰も逆らえないような強大な力を持つポケモンを親にするという事で、シャムロックの種族も決まりました。
他の候補はジガルデやダークライがいましたが、ジガルデはダンジョンエクスプローラー協会会長兼コウゴウシティ学園長という重役に収まり、ダークライは地味にカノンの故郷のお偉いさんという役割で登場させました。
シャムロックの強さですが、すべてのバンドを外した状態が、ポケダン超での仲間としての強さ。すべてのバンドを外しつつ、数日眠って力を蓄えた状態が敵として登場した時の強さという想定です。いやですね、ゲームでのミュウツーが敵として登場する際の強さは、本当にアホみたいな強さで、体力が千を軽く超えているのに自己再生をして粘る鬼畜ポケモンなんですよ。その割に仲間になると弱いので、どういう事だと考えると、図鑑設定どおりきちんと休んでいないと本来の力を発揮できないという解釈となりました。
ミュウツーは最強というイメージを汚さないためにも、強さの底が見えないようにというのを心がけたつもりです。
超ポケダンをプレイした後、ポケダン系の話が書きたいという衝動に駆られましたが、オリジナルストーリーを書きだすことの難しさを感じながら、一気に書き上げました。
楽しんでいただけたら幸いです。