朝食2
学校に通ってる時期に、合間を縫って彼らに詳しい学校に行ったり、図書室に入り浸ったりして様々な知識を得たつもりだが、(それでもまだまだ不思議な存在なのだが)
喋るリオル…?
聞いたことがない。
母親は以前旅先で、喋る小判ネコ(名前は忘れたが)を連れた二人組に出くわした事があると言っていたが、たぶん嘘だ。
だが、彼は喋る。
"ルカリオ"という、リオに何かしら関係したポケモンは、波動で自分の感情を相手に伝えると言うが。
そうじゃない。
明らかに喋っている。
以前本人にも聞いてみたが、本人でさえ理由すら分からないと言う。深入りこそしなかったが。
そんな喋るリオルに話しかけているのが、僕の母親。
今はこの3人で過ごしている。
「…ちょっと、リク、聞いてる?」
「リクヒトは何かと考え事するわね(笑) まぁリオちゃんも何だけどね」
(僕は冷静に物事を見つめるのが好きなだけですよー)
「よく言う、今日もいびき半端なかったけどな。」
(なっ、んなことないぞ!)
談笑
とりあえず今は朝飯を平らげるとしようかな。