第三十六話 対決! サンセット! ショウvsリオン
side ショウ
「最後の試合。ショウvsリオン!」
よりによってオレとリオンのリーダー対決になった。
相手は波動を読み取る力を持つルカリオ。オレはコリンクだから相当分が悪い。麻痺を狙うしかないか。
「よろしくな」
リオンはニヤッと笑ってそう言った。
「よろしく!」
オレはそうリオンに言った。
「試合開始ッ!!」
「神速!」
レインの声によって試合が始まった。同時にリオンが風の如くつっこんでくる。どうするか…。
「帯電!」
電気をまとって神速を受け止める。
「くっ…痺れる…」
「そこだ! かみなりのキバ!」
「うっ…これは痛いかな……きつけ…っと」
リオンは自分にきつけをして麻痺を治した。
「次はこれだよ! インファイト!」
「くそっ! うぐっ…」
全部が当たり…体力、かなり…けず…られた……。
素早すぎる…。
「とどめだ! ボーンラッシュ!」
「サンダー…リング!」
雷の力を輪っかにして投げる。狙うのは…胴体!
「神速!」
上に向かって神速か…ボーンラッシュを上から叩き込むつもりだけどそうはいかない。
「電光石火!」
「ボーンラッシュ!」
「うけとめてやる!」
「なんだと…雷の槍で受け止めた…?」
ボーンラッシュを受け止めるために電気の槍をつくった。ボーンラッシュを一瞬くらいなら受け止められる。
「帯電&充電!」
「まずい! どうすれば…」
「サンダーリング!」
「そうだ! 先取り! サンダーリング!」
先取りでサンダーリングを出されるとは…非常に厳しい戦いだ。オレもリオンももう体力が限界だろう。次が最後の一撃…。
「インファイト!」
「ワイルドボルト!」
相手と自分の最大パワーの攻撃がぶつかり合う。ここまでか…もう限界だ…。
「両者戦闘不能! 引き分け!」
ワイルドボルトの反動と体力の消耗でショウは気を失った。リオンも体力の限界だったのか気を失って試合は引き分けになったのだった。
そのあとリオンとショウが夜まで気絶していたので、夕飯を食べれなかったのは言うまでもない。