1日目の夜〜火と光の会話〜
「なあ…眠れないんだけど…」
「気合と根性で寝ろよ。寝ないと明日辛いぞ」
「そうだけど…この世界に来たばかりだし…聞きたいことが…」
「それもそうか。なら少し教えたげるよ。何が知りたい?オレがわかる範囲で答えるよ」
「こと世界ってどうなってるの?土地とか…」
「ああそういうことか…」
グレンは地図を取り出して続ける。
「この世界は4つの大陸と小さな島々でなっているんだ。んでオレ達がいるここは東大陸。救助隊が多く活動している。ちなみに西大陸は探検隊がたくさんいる。南大陸と北大陸は未開らしい…他にも幸せアイランドとか色々な島がある。」
「へぇ…」
「ところでイザヨイは人間の世界はどんなところなんだ?」
「俺は島国に住んでいたんだ。家族と暮らしていたんだ。それから…すまん覚えてないわ…」
「そうか家族とか…」
「え?」
「オレ達3人は昔から仲がよくて3人の父親が探検隊チームを組んでいてね、探検隊は救助の仕事とお尋ね者を捕らえる仕事に開拓作業とかをやるんだ。んでオレ達もああなれたらなって思ってたんだ。」
「凄いじゃんグレン達の父さん。それにグレン達も今救助隊をやっているわけだし…」
「オレは大したことなんかないよ。ただの面倒くさがりだよ。」
「面倒なら救助なんか行かないでしょ!誰かを救いたい気持ちが大切なんだと思うよ俺は。」
「あんがとイザヨイ…お陰で少し自分に自信が出た」
「なら良かった。眠くなってきた…おやすみグレン」
「ああ…おやすみ。明日も頑張ろうな」
しばらくすると寝息が二つ増えましたとさ。