目覚まし代わりの地震です
グラグラと地面が揺れ目が覚める。揺れがいつもより強く夢の世界から引きずり出されてしまった。畜生!親切に地震で起こしやがって…
「あの〜もし?」
「だ、誰?声が聞こえたけど…もしかして気のせいかな?姿見えないし…」
「あっ!姿が見えない!これは失礼いたしました」
と、地面から顔を出したのはダグトリオだ。
「チームポケモンズはここですね?」
「ああ…リーダーのイザヨイだ」
「ワタシはダグトリオのダリスです。実はお願いがありまして…」
「何?」
「さっきの地震のあとエアームドというポケモンが息子のデイを攫っていったのです!どうか助けてください!お願いします!では」
一方的に話を終えて何処かへ消えた。
「ちょっ…ちょっと…」
「どうしたのイザヨイ」
「あ、ラウン。実は今依頼を受けて…」
「そうなの?」
「そうです!」
疑わしげに俺を見たラウン。そしてダリスが床から再びでてきた。
「ディグダのデイが攫われたんです。場所はハガネ山の頂上です!ぜひともお願いします。では」
「…ま、まあ気張って行こうか…」
ダリスにラウンは引いているようだった。
そのあとバブルとグレンを起こしてデイが攫われたというハガネ山についた。
「さあ、いくか」
「だね」
「…最悪エアームドと戦うことも考えておこうな」
グレンが冷静にいった。
ハガネ山頂上付近
「ちっ!あと少しで頂上なのに…」
「バルキー、アサナン、ダンバルがいるみたいだな」
「階段塞いでるから倒さなくちゃなー…」
そう。階段を塞ぐようにして敵さんがたくさんいた。
「そこをどいてくれ」
「エアームドが通すなっていうから俺様達は見張ってるのだ!頂上に行きたいなら力ずくで来いよ!」
リーダー格のバルキーが言い放った。
「3分で倒すよ!」
「キュー○ークッキングみたいだね」
「それよりはカップ麺です」
「かかれー!!」
「モブは引っ込んでろ!熱くなれよ!!火の粉!」
「ああ…出たよ…」
「グレンたまにこうなるけどこれはなんなの?」
「これは本人曰くシューゾーモードらしいよ」
「シューゾーモード?」
何処かで聞いたことがあるような…いや…気のせいだよな。
「うん。このモードに入ったグレンは誰にも止められないんだよね…ハハハ…」
その後バルキー達は3分保たずにやられましたとさ。