02 ゲッコウ地方
連はさすがに疲れたので、寝ることにした。
「僕がユウキが見捨てたなんてありえないよ、、、。僕のどこが足りなかったのかな?
僕が育たないから見捨てたのかな、、、」
そんなことを言っていたら、涙が止まらなくなった。
そのうちに連は眠くなってしまったので、その日は静かに寝た。
朝。
連はまずポケモンセンターに向かった。
回復したら、ユウキを探そう!と連は決心した。僕の根性を認めてくれる!と思ったからだ。
でも体はボロボロなので、一歩歩くだけでも痛い。
何時間歩いただろう、、、。もう歩けない、、、。
その時。
いきなり夜になり、満月が出た。満月を見たら、すぐ元気になった。そして、見たことがないポケモンが下りてきたのだ。
「「ゲッコウ地方」に行きませんか?」
そのポケモンの声は美しかった。
「、、、え?」
「苦しむ月系のポケモンのための地方ですよ。」
「でも、、、。ユウキを探さなきゃ、、、」
「ゲッコウ地方で休んでから、、、というのはどうですか?」
「、、、それもいいかも。僕、行きます!」
「分かったわ。じゃあアブソルに乗ってね。」
見てみると目の前に羽の生えたアブソルがいた。
「図鑑のアブソルと違う!かっこいい!」
「そう言ってくれると嬉しいよ。」
連はアブソルに乗った。毛がふかふかで気持ちいい。
「夢の世界へ!」
「行きましょう!」
連は不安が無くなったような気がした。