ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊next〜想いを奏でるメロディ〜
序章
Ex. 昔話
むかしむかし、ひとりのポケモンがいました

そのポケモンはたんけんかでした。いまでもでんせつとしてかたられているポケモンです。

ポケモンはいろいろなばじょをぼうけんしました。

――あるときはけわしいやま。

――あるときはごっかんのだいち。

――またあるときはしゃくねつのかざん。

ポケモンはたくさんのきんぎんざいほうおたからをみつけてはもってきました。

あるひぼうけんにでかけたポケモンはおたからをみつけました。

これまであきるほどみてきたきんぎんざいほうではありません。

でもポケモンはなぜかそのおたからにひかれました。

ぽけもんはおたからをもちかえりました。

もちかえったおたからをポケモンはじぶんでしらべました。

そのおたからにはふしぎなちからがありました。

おたからをもっているとゆうじょうがめばえやすくなったのです。

ぽけもんはもっとぼうけんしました。

するとそのおたからとおなじようなおたからが6つみつかりました。

ぽけもんはそれらをあわせて『ななつのひほう』とよぶことにしました。

ななつのひほうはすばらしいおたからでした。

ぽけもんはなにがあってもこのおたからはてばなしませんでした。

しかし、そのおたからをもったことによってポケモンのこころはかわりました。

くろく、くろく、ポケモンのこころはよくぼうにしはいされました。

するとどうでしょう。おたからはいままでとはまぎゃくに、まわりにいるポケモンたちをたちまちきょうぼうにしてしまいました。

わるいこころにそまってしまったポケモンたちはもうもとにもどりません。

わるいこころにそまったポケモンはあばれました。じぶんのおもうがままにあばれました。

それをみたかみさまはかなしみました。

そらのはるかかなたにそびえたつとうからみていたかみさまは、ついにさばきをくだしました。

わるいポケモンはみんなすなにかえられてしまい、ななつのひほうは、どこかへととんでいってしまいました。

そらににじをえがきながらとんでいったななつのひほうはいま、どこにあるかはわかりません。

でも、ななつのひほうは、こんどこそよいこころをもったポケモンがじぶんをてにしてくれることをいのりながら、このせかいのどこかでねむっているでしょう。



                        ポケモン昔話より

銀河の星 ( 2015/01/20(火) 00:33 )