第2章 初めてのジム!!
第8話 大群!! 出現!! コフキムシ!!
午前12:00

〜ハクダンの森〜
「結局ピカチュウ見つからないね」
【見つけてもコフキムシばっかり!!】
「まあ、もし見れたら凄いラッキーってくらい居ないポケモンらしいしね」 
【それにしてもコフキムシ多すぎ!!】
「確かに、見つけたポケモンのほとんどがコフキムシだったもんね」
【どのコフキムシもあんなに不味い木の葉っぱを夢中で食べてるし!!】
頭に乗っているコンが周りにある葉っぱを見つめていた。
「もう葉っぱは食べないよ!!」
【あの葉っぱは単にハズレで、当たりは実は美味しいかも!!】
「まだそんなこと言ってるの!?」
【よし、六九人もう一度チャレンジ!!】
「絶対やだよ!!」
謎の発言をするコンにあわてて抵抗する。
【最所の一口は六九人でいいから!】
「毒味させるつもりでしょ!!」
【ばれた!?】
「もう葉っぱの話はいいから違うこと話そ!」
このままではまた無理矢理食べさせられかねないと思い話をそらした。
その時。
『ガサガサッ』
【ん?】
遠くで何かが動く音がした。
【あっ、そこ!!】
目のいいコンが一瞬で音がした方を見つけて指を指す。
『ガサガサッ』
「あっ、本当だまた動いた!」
【行ってみよ!!】
音がする方に向かって慎重に近づいていた時。
『ガサッ、ガサガサ』
「なんか凄い動いてるんだけど」
【見てみようよ!!】
さらに近づいていき、音が鳴る所の近くにたどり着いた。
「ここなら見えるね」 
【うわ!!】
「うわ!!」
二人は全く想像してなかった事が起きおもわず声がそろった。
それもそのはず今二人の目には沢山のコフキムシが映ったのである。
虫ポケモンが苦手な人からするとおそらく地獄絵図なのだろう。
それほど沢山のコフキムシがざわざわと動き回っていた。
「なんでこんなに居るんだよ!!」
【辺り一面コフキムシだらけ!!】
「全部でいったい何匹居るんだろ・・・」
【えーと、1、2、3、4、5、6、・・・・・・】
「ちょっ、これ数えるの?終わらないでしょ!?」
コンは終わりなき事を始めたのでとりあえず止めに入る。
【21、22、23、・・・・あーもう動くな!!!!!!】
数えている最中に数え終わったコフキムシとまだの物が動きだし混ざってしまった。
「当たり前だよ!」
【くっ、何匹いるのか気になる!!】
「細かくは分からないけど多分200匹は越えてるんじゃない!」
【いや、300匹くらいはいるかも!!】
「確かにそれくらいいるかも!」
【私、こんなに同じポケモンが1ヶ所に集まってるの初めて見たよ!!】
「俺も初めてだよ!!」
【もしかして、これってピカチュウを見つけるのより珍しんじゃない!!】
「そうかも知れないね!!」
そんな話をしている時も目の前の大群は常に止まるといゆうことをせず、動き回っている。
どうやらある者は夢中で葉っぱを食べたり、またある者は仲間と喋っていたり、またある者はバトルをしたりして、いろんな事をして皆楽しんでいるようだった。
【皆楽しそうに何かやってるね!!】
「そういえばなんで森の中でこんな祭みたいのをやってるんだろうね!」
【確かに!!ねぇ、六九人ちょっとなんでこんなに集まっってるのか聞きに行こうよ!!】
「そうだね、それに楽しそうだし一緒に混ざれたら良いしね!!」
【それとバトルもしたいしね!!】
「そうだね!じゃあ、さっそく行こっか」
群の中へと行こうと立ち上がった時隣から声が聞こえてきた。
【あっ、ちょっとまって!!】
「ん?どうしたの?」
【もしかして六九人、そのまま行くつもり?】
「えっ、そうだけど?」
【六九人絶対コフキムシ達と喋るでしょ!?】
「あー、喋るつもりだけど・・・」
【やっぱりね、予想的中!!】
何故か、どや顔で見つめてきた。
六九人は、どうして喋ることに対して聞かれたのか全く分からなかった。
「ん?どうゆう事??」
【普通人はポケモンの言葉が分からないからポケモンとは喋れないの、なのにポケモンと喋れる人がいたら凄い驚くでしょ!!しかもそれが300匹全員だよ、数匹ずつ説明するとかやってると時間かかるとゆうことだよ!!】
そこまで全く考えて無かった六九人は言われて初めてそれに気づいた。
「なるほど、確かにそうだね」
【だから六九人は、人の姿じゃなくてロコンで行けばいいんだよ!!】
「よし、ならロコンで行くか」
その言葉と共に六九人の体が光だし、どんどん小さくなっていく。
そして光がおさまると六九人がいたはずのところには小さな子供のロコンが座っていた。
【それじゃあさっそく行こ!!】
【そうだね!!】
そして二匹のポケモンは300匹ほどいる群れへと進んでいった。



【なんか声くらいかけられるかと思ったんだけど、何もないね】
群れの中へと入っていった六九人は率直な感想を漏らした。
実際六九人とコンに声をかけてきたポケモンは一匹もいなかった。
【まっ、それなら私達から声をかけるだけだよ!!】
【それにしてもこんなに沢山のコフキムシがいると、もしはぐれでもしたら見つけるの大変だよね】
【でも私ならコフキムシよりも結構大きいから近くに居れば分かると思うよ!!】
【まあ俺はコンの場所が分かるけど、コンは俺がいる場所分かる?】
実際オオタチの中でも大きめのコンはコフキムシよりも大きくかなりの距離が無ければまず居る場所が分かる。
しかし小さい子どもの六九人はコフキムシの群れの中にいると見つけるのがなかなか大変だ。
【んー、難しいかな!!】
【やっぱりね】
【あっそうだ、なら六九人が私の上に乗ってみる!?】
【じゃあ、そうしようかな】
そうゆうと六九人はコンの後ろに回り、上によじのぼった。
しかし、上に乗るというより前足をコンの肩にのせておんぶに近い感じで乗った。
【乗ったよ】
【オッケーじゃあ動くね!!】
【じゃあ、とりあえずあそこのポケモンに聞きに行こうよ】
六九人が指さす方にはバトルをしているコフキムシとそれを見ているコフキムシがいた。
するとコンは六九人をのせて、バトルを見ているコフキムシに近づいていった。
【こんにちはー!!】
そして背後からいきなり声をかけた。
【ひゃっ!!】
背後からいきなり声をかけられたためそのポケモンシは驚いてしまった。
【ねぇ、ここってたくさんのコフキムシが集まってるんだけどなんで集まってるの!?】
【えっ、えっと、ああ、それはね特に理由はないんだけど、いつも最初は数匹しかいなかったんだけどいつのまにか集まってきてこうなるんだ〜】
いきなりの質問に少し戸惑いながらもちゃんと答えてくれた。
【いつの間にか増えてたって・・・】
六九人がよくこんなに集まったなと思いながら言った。
【こんなに集まるのはよくあることなの!?】
【まあ、いつもなら多くても100匹くらいだからね〜】
のんびり屋さんのようなコフキムシが教えてくれた。
【あっ、ねぇ君たち、この森には住んでないでしょどこからきたの〜?】
【俺とこのコンはアサメタウンから来たんだよ】
【私がオタチのコンだよ!よろしくね!!】
【よろしく〜、もしかして君たち旅してるの〜?】
【そうだよ、今その途中なんだよ】
六九人がそう答えた。
【ねぇなんでロコンの君はオタチにおんぶされてるの〜?】
【それはね!こんなに沢山のポケモンが居るなか体が小さいこのロコン、六九人って言う名前なんだけどもしはぐれたら探すのが大変だからだよ!!】
【へーだから乗ってたんだね〜、あっそうだ、君たち旅をしているポケモンなら少しはバトルできるでしょ〜?】
それに真っ先に答えたのはコンだった。
【出来るよ!!一緒にバトルする!?】
【そうそう、僕今バトルしてくれるポケモン募集中だからやろうよ〜】
【じゃあバトルできそうな広いところある!?】
【あるよ〜バトルしてくれるんだね、こっちだよ着いてきてね〜】
3匹のポケモンは人混みを掻き分けななごらバトルできそうな所へと向かっていった。




■筆者メッセージ
【皆さんコンにちはーコンでーす!!】

【今回はハクダンの森で沢山のコフキムシ達に会ったよ!!なんかみんな夢中で何かに没頭していたけどね、こんなに沢山集まるのは珍しいみたいだよ!!】

【さてと、次の話は私がバトルするからぜひ応援してね!!じゃあねバイバイー!】
天丼 ( 2017/05/17(水) 06:34 )