絆の軌跡 〜過去と未来の交錯〜
























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巻之伍 待ちに待った遠征
弐拾壱 無邪気な親方
西暦7000 ギルドB2F sideラテ

シルク、フライ、そしてみんなも励ましてくれてありがとう。おかげで元気がでたよ。

でも、まさかシルク達にベリーの幼なじみのウォルタ君が加わったなんて、ビックリしたよ。ウォルタ君も一緒に行くことになるのかな?行けたらいいなー。

そのためにも、ベリー、頑張らないとね!

あれから僕達は依頼をこなした。

ウォルタ君はシルク達にいろいろと教わっているのかな?

そんな感じで何日か過ぎて………とうとうあの日がきた。

「えー、今日は遠征に行くメンバーを発表する♪」

「とうとうでゲスね!」「キャー、楽しみですわー!」「えっ!?待って!!まだ心の準備が出来てないよ!!」「いよいよね。」

えっ!?いきなり!?ベリーと同じで、まだ僕も準備が……

「まずは、ヘルツ、それにシャイン♪」

できて………!もうするの!??

「ワシが、選ばれるのは当然だな!」

「よく言いますわね………。」
「一番緊張で震えていたのに………」


スズネさんとシザーさんがボソッと呟いた。聞かなかった事に……………?確かに、ヘルツさんがいた場所に汗で濡れた跡が……。

「それから………おっ、なんと、ブラウン♪」
「えっ!?あっしがでゲスか!?」

ブラウンさん、良かったね。
………あれ?

「ブラウン、どうした♪?」

ブラウンさん、硬直してる……。

「感動して………動けなくなったでゲス……。」
「………まあいい。ブラウンはほおっておくぞ♪次にシザー、フログ、以じ………」

これで終わり………?
ベリー……やっぱりあれが響いたのかな……。
ベリー、本当に楽しみにしていたから………

「………ょう、これで………ん?」

……残念…………あれ?フラット?

「………こんなところにも……。親方様、字が汚いんだから………。」

ん?フラット?何か言った?

「………スズネ、ガッツ、ホール、ラテ、ベリー、以上全員で行くことにする♪!!………………って、ええーーーっ!?」

えっ!?今、僕達の名前も呼ばれた!?

「親方様、これは一体………。」

フラットが慌てて聞いた。

「ラックさん、多すぎる気が………。」

ブロモも同じように聞いた。
ちなみに、今は異臭はしないよ。シルクが[サイコキネンシス]で抑えているのかな?

「みんなで行ったら楽しいでしょ?」
「でも、留守番は………」

次々に言葉が交わされる。入る隙がないよ……。

「大丈夫!ちゃんと戸締まりしていくから♪それに昨日はワクワクしてなかなか眠れなかったんだよー!」

………親方様らしいよ……。

「ひぇー。」「じゃあ、準備をしてからここに集まってー!」

「「「「「おー!」」」」」「ええ、わかったわ!」「うん、OK!」「わかったよ〜。」

とにかく、無事に選ばれてよかったー!

………

数十分後 sideシルク

ラテ君、ベリーちゃん、無事に選ばれてよかったわね!
私も安心したわ!

私達はそれぞれトレジャータウンに出ていって、旅の支度をしたわ。

私は調合用の木の実、[木の枝]、不思議玉何種類か、空き瓶数個。
フライは[PPマックス]、種何種類か、[銀の針]、回復アイテムをそれぞれ鞄の中に入れたわ。
おかげでパンパンね。

ウォルタ君も、必要最低限の物は持ってきたみたいね。

そして、私達は準備を終えてギルドの地下二階に戻ってきたわ。
どうやら私達が最後だったらしいわね。

「シルクさん達も戻ってきたから、チーム分けを発表する♪まずは“悠久の風”お前達はブラウンとウォルタ君と海沿いのルートから向かってくれ♪」

ウォルタ君とラテ君達が一緒なのね?相性的にも、いい組み合わせ。それに、ウォルタ君は私達が鍛えたから、心配無いわね。もちろん、ベリーちゃん達も!

この間にも、チーム分けが発表されていたわ。

…………奴らはチームで単独行動。一緒にならなくてよかつたわ。

「………最後に、シルクさんとフライさんは、私と親方様と来て下さい♪」
「楽しくいこー!友達!友達!」

「ええ、よろしくお願いするわ!」「うん、お願いします。」

たぶん、フラットさんは私達の実力を知らないから、一番安全な方法をとったのね?

…………杞憂に終わると思うけど………。

「組み合わせは以上だ♪ 親方様!」
「うん!みんな、いくよ!!」

「「「「「おー!」」」」」

ラックさんのかけ声で一致団結、いよいよね!

私達は一斉にギルドを出発したわ。

………

誘い(いざない)の坑道入り口 sideシルク

私達は山を進むルート、[誘いの坑道]を通って、[言霊の森]という場所を抜けるらしいわ。きっとここもダンジョンね。

「フラットさん、道が2つに分かれているけど、どっちに行けばいいんですか?」

フライが不思議そうに………確かにそうね。

「ここのダンジョンは2つに分かれていて、南側は僕達が進むほう、北側は別のダンジョンに続いているんだよー。そこには何か言い伝えがあるらしいんだけど、また今度だねー。」
「伝承ね。今度時間がある時にそっちも調べてみようかしら?」

研究家としての血が騒ぐわ。でも、また今度ね。

「では、行きましょうか♪」
「うん。道案内、お願いします。」

じゃあ、いきましょ!

………

誘いの坑道南 sideシルク

「[翼で撃つ]!」「[往復ビンタ]!」

フラットさんはコマタマに、ラックさんはダンゴロに攻撃。相性はイマイチね………。

「私の見たことがない種族……全然……」
「フラットさん、ここはボク達が………」

フラットさんが苦戦しているからフライが参戦しようとしたけど………

「フライさん、ここは危険ですから下がって下さい!!」

それを止める。………あっ!フラットさん!危ない!!

「[目覚めるパワー]!」

私はとっさに口元に暗青色のエネルギーを蓄積させ、コマタナめがけて放ったわ。

「!!?」

フラットさんのすぐ脇をかすめる。………ダメージは無いわね。

暗青色の弾丸は相手に命中、一発で倒したわ。

「シルクさん……。」「フラットさん、よそ見をしたらいけないわ!」

……また敵、今度はコロモリね。

「[ドラゴンクロー]!」

すぐにフライが迎え撃つ。

「フラットさん、私達は自分で倒せるから、安心して下さい![目覚めるパワー]、[シャドーボール]!」

言ってからすぐに、深青色の弾丸でラックさんを援護。口元で混ぜ合わせて、ダンゴロに射撃。
混ぜ合わせると属性はなくなるわ。だから、どのタイプにも1倍の威力。ちなみに、合わせる2つの技の平均値がダメージとなるわ。

「ありがとねー。」
「だから、任せて!」
「ここからは私達も参戦するわ![サイコキネンシス]、[瞑想]!」

私は[木の枝]をくわえて精神統一。それを超能力で拘束。

技効果を高めて………

「[シャドーボール]! [目覚めるパワー]!」

技を維持したまま漆黒、暗青色の弾も続けて拘束。

「シルク、いつも通りだね?[目覚めるパワー]!」
「ええ、頼んだわ!」

フライは手元に紺色の弾を蓄積。それをすぐに私が拘束する。
あとは………

「[岩雪崩]!」

そう、今度は岩タイプ。

これで霊、竜、草、悪、岩、5色が揃ったわ。

さあ、戦闘開始よ!

@ ( 2013/08/02(金) 00:49 )