02
早朝 2番道路
ユウキは朝早くに目が覚めてしまった
(まだ早いな。もう少し寝ようk痛痛)
突然頭部の激しい痛みに襲われた。
(昨日は何ともなかったのに。何だ?この痛みは。 とにかくひどくなる前に
カノコタウンに着かないと)
ユウキはまだ寝ているエーフイー達を起こさないようにボールに戻した。
テントを片付け、頭痛に耐えながら2番道路を出発した。
………
AM6:00 カラクサタウン→1番道路
(…ヤバい…。熱まで出てきた。…とにかく…はやく……着か…ないと)
早朝より痛みが増していた。それどころか、熱まで出てきた。
ユウキは今にも倒れそうだった。今にもなくなりそうな意識をつなぎとめ、カノコタウンへ急いだ。
(もうすぐだ…。もうすぐで…カノコ…に…つ……く……。)バタッ
カラクサタウンから四分の三きた辺りでユウキは意識を失った。
………
………
「……ここは…」
「よかったー。気がついた。」
ユウキはベッドの中で意識を取り戻した。窓から入る光が強い。どうやら昼過ぎみたいだ。
「母さん…。」
「心配したのよ。帰ってくるって聞いたのに着くのが遅いし、様子を見に行ったら倒れてるし。」
「ごめん。心配かけた。今朝急に頭痛と高熱がでて…」
「今朝?ユウキ、あなたは5日間も意識がなかったんだよ。」
「えっ!?5日間も? そんなに長い時間眠ってたんだ…。 そうだ、僕のポケモンは?」
「とにかくおちついて!まだ38℃もあるんだから。ユウキのポケモンは大丈夫だから。」
「そうか、よかったー。」
「だからまずは休みなさい。」
「うん」
まずユウキは病気を治すことにした。
………
………
一週間後 AM9:00 自宅
「よし。熱も下がったし、母さん、また旅にでるよ。」
「止めても聞かないのはわかってるわ。 体に気をつけていってらっしゃい。」
「うん!いってくるよ。 よし、みんな行こう!」
「フイー!」
「コジョン!」
「ジャロッ!」
ユウキは三匹を出したまま家をでた。
ここからユウキの普通では有り得ない旅が始まる。
プロローグ 完