4:今夜はブギー・バック
「勝者、オルフェ!」
ふう、と大きく息を吐いてオルフェは周囲を見渡した。歓声が上がる。勝ち星を増やすごとに、黄色い声の数が増えていっているような気がするのだが、気のせいだろうか。
ここ数試合、ナガレの姿が見えない。折角の活躍をあいつにも見て欲しかったのだけれど。デジカメを取りに家に戻っているのかもしれない。そういえば朝から写真を撮ったりはしていなかったし。
ここまで全戦全勝、次が最後の闘いだ。これに勝てば、あの子と一緒になれる。あの子のことを知ることが出来る。せめて出番が来るまでには、ナガレには戻って来て貰いたいものだ。
そういえば、と審判側を見てふと思い至る。そういえば、途中からあの子の姿も見えないな。
私は写真の中のピチューが指差す方向へ急いだ。祭が行われているのとは別の方角であり、大勢の人が知らないうちに何かが起こっていてもおかしくはない。
「あっ、ナガレのお兄ちゃん」
子どもの声が聞こえる。反射的に顔を上げると、すがるような表情で私を見上げている。
「助けて、ベベウ姉ちゃんが、ベベウ姉ちゃんが」
「分かった、今行く」
子どもたちに促された先の木陰にいたのは、腕から大量の血を流して衰弱しているフタチマルという種族の少女だった。持ち出された銃で、撃たれた傷としか思えなかった。呼吸が荒い。放っておけば命に関わる。私は彼女の腕を押さえつけて、子どもたちの方を向いた。
「君は救護の人……メディさんを呼んできて。祭の会場の休憩所に行って、メディさんはどこですかって聞けば分かってくれるはずだから」
呼びに来た子どものうち一人に指示を出す。不安げな表情ながらも頷き、分かったと行って祭の会場の方へ駆けだした。
「君は誰か一人か二人、違う大人を呼んで来てほしい。俺の家の場所は分かるね? 大人を連れて、赤い十字のマークがついた箱を探すんだ。それなりに大きいから、必ず大人の人と一緒にやるんだ。君のお父さんでもいい。会えなければ、最初に会った大人でもいい。この子がケガしてるって伝えれば、きっと手伝ってくれる。出来るね?」
うん、と応えて、もう一人の子も駆け出した。
力強く、血が流れ出ないように傷口を手のひらで握り続けた。下手にこの子を動かすわけにはいかない。かわいそうに。痛かっただろうに。
「恐かったね、もう大丈夫。必ずみんなが助けてくれる。ベベウ、もう大丈夫だよ。君は必ず助かるんだ」
私は声をかけ続けた。もはや彼女には頷く気力もない。毛並みの艶が消え、ぼさぼさになった全身を見たくは無かった。どこを見ればいいか分からず、ただ必死に彼女の血が流れ出ないよう、強く腕を押さえ続ける。
「お兄ちゃん、メディさん連れてきた!」
叫び声が聞こえた。私は顔を上げて呼びかける。
「ありがとう、こっちです」
メディさんは、タブンネという癒しの力を持つ種族だ。かつてその力を見せて貰ったことがあるが、小さな怪我程度なら一瞬で直してしまえるほどのもので、彼はもっと大きな傷を塞いだという実績もあると聞いている。
「手を離すと血が溢れてしまいます。このままお願いします」
「分かった」
メディさんが頷くと、その手を傷口にかざした。緑色に淡く光り、少しずつ傷が塞がって行くのを感じる。
「道具箱、持ってきた! これの事かな?」
もう一人の子が大人と一緒に戻って来た。困惑した表情で、箱を大事そうに持っている。
「そう、これだ。ありがとう、その箱はこちらに置いて下さい」
私は自分のそばに箱を置くように促した。タブンネの癒しの力は凄まじく、もう手を離しても致命的な失血にはならなさそうなほどまで傷口は塞がっていた。傷口を押さえたままもう片方の手で救急箱の蓋を開け、必要なものを取り出す。手を離し、出来るだけ素早く、傷口に軟膏を塗りガーゼを被せ、テープで止めた。溢れるような血の流れはもうない。
「大分血が止まったみたいだね。素晴らしい処置だった」
メディさんは言う。
「こちらこそ、この子を助けられてよかった。あなただけが頼りでした。ありがとうございます」
そう言いながら、私は立ち上がる。
「何処へ行くんだい」
メディさんの質問に、振り返っている暇はなかった。
「もしかしたら、同じ目に合う子が他にも出るかもしれません。みんなは、出来るだけ一人にならないようにって島のみんなに伝えて下さい。僕は奴を止めに行きます」
私は走り出した。とにかく時間がない。説明が不十分だったかもしれないが、後は彼らを信じるしかない。
気が付けば、陽は沈みかかっていた。夕焼けの赤が今は血に染まっているように見える。足元が見えなくなる前に、写真の男を探しださなければ。周囲を見渡す。それらしき人影は見えない。ダメだ、と首を振った。闇雲に探し回るだけでは、体力を使い果たすだけでしかない。手掛かりらしき手掛かりも思いつかず、足が止まる。
足元に、何かが落ちる音がした。デジカメだった。拾い上げると、カメラがひとりでに起動した。画面にはピチューが写っている。驚いてカメラから目を離してみると、さっきまでいたピチューの姿はそこにはない。だが、カメラ越しには彼の姿がはっきりと映っている。彼の姿は、どうやらカメラ越しにしか見えないらしい。
姿の見方を把握すると、彼は小さく頷いた。そして、ついてきて、と言わんばかりにある方向を指差し、走り出した。
どれほどの時間、彼の姿を追い続けただろうか。気が付けば砂浜は見えなくなり、坂を上り、山道へと入っていった。太陽も沈み、今度は月が煌々と周囲を照らす。満月に近いのは有難かった。目さえ慣れれば、周囲の様子ははっきりと見える。
「待てっ、その子を離せっ」
叫ぶ声が聞こえた。それがオルフェのものだと、すぐに分かった。咄嗟に顔を上げ、声のする方へ近付く。
オルフェは、写真の男と思しき、細長い二足歩行の生物と対峙していた。
「うるせえ! 何を喋ってるんだか分かんねんだよ。これ以上近付くんじゃねえ!!」
男は怒鳴った。目を凝らし、状況を把握できた瞬間、戦慄が走る。
片方の手でピカチュウを脇に抱え、もう片方の手で彼女の頭に銃口を突きつけている。パネマが人質に取られている。
「オルフェ」
私はしゃがみ、ピカチュウの身体に目線を近付けて小声で呼びかけた。彼は驚いて振り返る。
「ナガレ、どうしてここに」
「あいつを止めに来た。人質に取られてるあの子はパネマか」
「うん。でも気を失ってるみたいだ。助けなきゃ」
「そうだな。絶対助けるぞ。隙は必ず作る。だからまずは、俺と交代だ」
「分かった。……頼む」
オルフェが真っ直ぐ私を見つめる。私は頷いた。
そして立ち上がり、大きく息を吸い込んだ。
「大丈夫ですか!」
私は故郷の言語で彼に語りかけた。男ははっとした様子を見せ、こちらを見た。
「あんた……俺の言葉が分かるのか」
「ええ、分かります。あなたも、地球人ですね」
彼は泣きそうな声でぶつぶつと言葉にならない何かを呟いた。声が途切れた頃合いを見計らって、声色に緊張が滲み出ないよう、なるべく優しく、柔らかい口調で次の言葉を投げかける。
「私とあなたは恐らく同じ国の出身でしょう、名前をお伺いしても、よろしいですか」
「種田だ」
「種田さん、ああ、やっぱりそうなんですね」
「あんたの名前……聞いてもいいか」
私は地球で暮らしていた時の名前を告げた。
「そっか、良い名前だな……本当に、言葉が通じるってのは久し振りだ。いいなあ、会話が出来るっていうのは」
彼は心底嬉しそうに言った。
彼の境遇について、私は得心した。私がこの星の住民と難なく言語コミュニケーションを図ることが出来るのは、脱出ポッドに搭載された自動言語学習装置のおかげである。周囲の知的生命体の言語を拾いデータ化し、冷凍睡眠中の搭乗者に睡眠学習を行うというもので、これさえあれば使用者はポッドから出た瞬間から原住民と同じ言葉で意思疎通を図れるというものである。ただ、この機能自体はまだ新しく、古い宇宙船などには搭載されていないものも多い。彼がこの星に漂着した際に乗っていた船には、この機能が付いていなかった、ということだ。
「私も、故郷の言葉で話すのは久し振りです」
「本当に嬉しいよ。こんなケダモノだらけの星に一人で来てさ、寂しかったんだよ。俺は。ずっと。人間みたいなやつなんていやしない。きいきいぎゃあぎゃあ、奴らの声を聞いてるだけで気が狂いそうだった」
同情を求めるような口調で、彼は語る。
「……そうですね。種田さんの苦労、お察しします」
「ケダモノのくせして、まるで人間みたいな街で暮らしてやがる。こんな野蛮な連中をのさばらせて見ろ、いずれ俺たち人間まで見境なく殺すに違いない」
「彼らの文明レベルが低いのでしたら、きっと地球にさえ届きませんよ」
彼を落ち着かせる為に話を合わせようとしたが、同意しかねる部分が多すぎる。気が付けば、右の拳をぎゅっと握りしめていた。だが、焦ってはいけない。彼の手には、まだパネマがいる。咄嗟に右手を後ろに隠した。
「違いないな」
ははは、と彼は笑った。
「種田さんは、どうしてこの島へ?」
私は話題を変える。
「あまりにしつこく絡んでくる奴がいたもんだからよ、一匹殺っちまった。そしたら奴らの仲間、俺を追ってくるじゃねえか。だから足が付かねえように、海を渡って来たってワケ。この星はすげえぞ、背中に人を乗せて運ぶ船みたいな生き物がいるんだ。街の連中と違って、ちょっと小突いたらすぐ言うこと聞いてくれるいい子だったぜ。あんたも探して捕まえてみな。分かり易い青い身体してるから、見たら分かる」
「へえ、凄いですね」
種田は私に気を許したのか、饒舌になっていた。
「そうだ、あの脱出ポッド、あんたのだろ。すげえな、色々俺の乗ってたやつとは大違いだ。悪いけど銃借りてるぜ。何かあった時の為に、自分の身を守れるようにしときたかったんだ」
それで、自分の姿を見られたから、何の罪もないベベウを撃ったのか。私は思わず目を見開いた。いけない。すぐに思い直し、心を落ち着かせる。出来るだけ多くの情報を引き出さなければ。
「ところで、どうしてその黄色いのを?」
パネマを人質に取るまでの経緯を聞くことにした。案の定、彼はぺらぺらと自慢げに、あるいは言い訳がましく自分の行いを話し始めた。
「ああ、ちょっと隠れる場所を探そうと思ってた時に見られちまってな。三匹いたんだが、うち二匹はマトがデケぇから上手く撃ってやったんだが、こいつには当てられなくてな。弾を切らしちまった。応援呼ばれてもマズいから、殴ってやったんだよ。そしたら気ぃ失ったもんで、目が醒めてもアレだしここまで連れて来たんだ。そうだ、ちょっとこいつの首シメるの手伝ってくれねえか」
私としては、もう我慢の限界だった。言葉が通じないからこの惑星の住民と分かり合うことができず、拒絶していたのだと思いたかった。だが、話を聞けば聞くほどに、嫌な予感は核心に変わっていった。言葉が通じようが通じまいが、この男には関係がなかったのだ。多様性を受け入れそれぞれの得手不得手を活かしあいながら生きる、誇りある彼らをケダモノと呼び、さらにはその命まで奪おうとする。そのくせ、生々しい感触と苦労を味わうようなことには尻込みする小心者。それがこの男の本性だったのだ。
強い風が、びゅうと吹いた。これ以上、この男と話すことはない。種田の後ろに、小さな影が待機しているのが見えた。種田に気付かれずに背後に回り込むことに成功したようだ。
「オルフェ、今だっ!」
私は叫んだ。
種田が振り返るよりも早く、オルフェは弾丸のごとき速度で電撃を纏ったタックルを食らわせる。がはっ、と情けない声が漏れる。すかさず私も駆け寄り、脇に抱えたパネマを強引に奪い返す。だが勢い余って後ろに放り投げてしまった。
「大丈夫、やっちまえ、ナガレっ」
オルフェが叫ぶ声で迷いが消え去る。固く握った右の拳を振りかぶり、容赦なく種田の顔に叩きつけてやった。
鈍い音がした。
拳が砕けるかと思った。痛くて涙が出そうだ。それでも、最後まで殴り抜ける。
種田の身体は頭から地面に落ち、僅かな距離を擦った。
「ぐっ、痛っ、ってぇ……てめぇ……」
種田は起き上がろうとするが上手くバランスが取れず、二度、土に這いつくばった。やっとの思いで起き上がったものの、足取りはおぼつかない。
「そうか……てめぇもグルだったって、わけか。許さねえ、お前、ぜってえ許さねえからな……」
こちらを睨みつけるものの、その足はフラフラと横に身体を運んでいく。
これ以上は、こちらから何もする必要がなかった。千鳥足は種田の身体を山道の端へと運んでいき、
「なっ」
という声と共に、ついには崖に近い急斜面を転がり落ちていく羽目になった。断末魔の叫びが、彼がもう助からないことを端的に示していた。
ふと我に返り、背後を振り返る。私が誤って投げ飛ばしてしまったパネマの身体は、オルフェが身を呈して緩衝材となってくれたようだ。
「すまない。恐かっただろうに」
オルフェの背中に乗ったままのパネマをそっと下ろし、オルフェの身動きが取れるようにする。
「この子の方が、よっぽどだと思うぜ」
「そうかもしれないな」
慣れない力を使ったせいか、心臓の高鳴りが収まらない。
「ナガレも手から血のにおいがする。まさか、怪我したのか」
「俺の血じゃないよ。あいつにやられた子を助ける為には仕方がなく、ね。一時は危なかったけど、もう無事さ」
血まみれになった手のひらをまじまじと見つめて、ぎゅっと握った。
「ところで、そっちは何があったんだ」
私はオルフェに聞いてみると、ゆっくりと状況を思い出して説明してくれた。
「最後の勝負の前くらいからかな。この子の姿が見えなくなって、ちょっと気になったんだ。ナガレも全然戻ってこないし。それで探しに行ったら、あいつがパネマを殴って攫っていったんだ。街の方から来た警察の人と、昨日会議中に見張りやってたあの人が凄い怪我してて。救護の人呼んで、慌てて追いかけてたらいつのまにかこんなところまで来ちゃってた」
一通り喋り終えると、何か不都合なことを思い出したように動きが止まり、不安そうな表情を浮かべた。
「最後の試合、すっぽかしちゃった。ヤバいよ、どうしようナガレ」
声が震えて、ズボンを滅茶苦茶に引っ張る。電気が漏れて彼が触れた部分が痺れる。さっきまでとはまるで別人のように狼狽する姿がちぐはぐで、思わず笑ってしまった。
「大丈夫だよ。オルフェ、君は自分が本当にやりたいと思ったことをやったんだ。胸張っていいんだよ」
さあ、皆のところへ戻ろう。そう言いかけた時、頬に大粒の雫が落ちた。気が付けば、風は更に強くなっている。周囲の木々は大きく揺れ、これからの天気を伝えている。空はいつの間にか、途轍もなく狭くなっていた。
悪い客が、来る。
「ナガレ、まずい、嵐だ。思ったより早かったみたい。今すぐ戻ろう」
オルフェが言葉を言い切るのを待たず、大量の雨水が周囲を襲う。バタバタバタと、地面や葉を打ち付ける音が響き渡る。
悪い客とは、普段はこういった嵐のことを指す言葉だ。だが、種田という男も、この島の住民にとって悪い客であったことは疑いようがない。ドダイトスは彼を予言していなかったのだろうか。ドダイトスの予言を聞いた時を細かく思い出す。
「そうか、そういうことだったのか」
私はこの時、予言の全てを理解した。ドダイトスの予言は、二回あったのだ。
最初の一回を聞き取れず、私は地鳴りか何かかと思った。あれこそが、一つ目の予言だった。ドダイトスは、種田のことも、この嵐のことも予言していた。
思わず目を閉じ、顔を擦るが、とめどなく打ち付ける水滴は容赦ない。目を開けているのが困難だ。足元を見下ろすと、既に水たまりがそこかしこに出来ている。手にこびり付いていた血を流し落とすと、パネマの身体を抱きかかえた。
「戻るのは危険だ。地面がぬかるんでいて、足を滑らせかねない。下手したらあいつの二の舞になる。どこか雨宿り出来るところを探そう」
「それなら、もう少し上だ。ちょっと開けた場所に、でっかい木がある。そこまで行こう」
オルフェの提案に頷き、目的地を目指す。雨は相変わらず強く打ち付けているものの、風は少しずつ弱まっている。台風の目に入りつつあるのかもしれない。徐々に雨も弱まっている。今のうちにと、目的地へと急ぐ。
「ここだ。この木の下なら、雨を凌げる」
大きく傘のように枝葉の広がった大樹を差し、オルフェは言った。これなら、確かに大丈夫そうだ。大樹の幹に寄りかかり、腰を下す。脇にはパネマを抱えて。
「オルフェ、こっちに来な。身体が冷えるといけない」
「ええっ、でも」
「いいから」
私はもう片方の腕でオルフェを引き寄せ、脚の上に座らせた。じんわりと、二人の温度が伝わってくる。人間よりも体温は高いようだ。
「パネマが、近い。凄くドキドキするんだけど」
「そんなこと、言ってる場合じゃないだろう」
私は呆れた。呑気なものだ。
「なぁ、オルフェ。この子に見覚えはあるか」
しばしの沈黙のあと、私はデジカメを取り出して、ピチューの映った写真を見せた。ただ何となく、同じ種族だからという理由で、それ以上のものではなかった。もし知っていたら儲けもの、くらいの気持ちで聞いたつもりだった。だが、オルフェは目を見開いて私の方を振り返った。
「何で、こいつが」
「いつの間にか、この子が写っている写真が取られていた。この子が、俺をオルフェとあの男のところまで連れて行ってくれたんだ」
私はありのままを説明した。告げると、オルフェの身体が、震え出した。
「こいつさ、俺の死んだ兄貴なんだ。俺も兄貴もまだピチューだった頃に、嵐で折れた枝が突き刺さって死んじゃった。兄貴、いつも俺がそそっかしいって心配そうにしてたんだ。そっか、俺、まだ心配かけてたのか」
オルフェは肩を揺らした。私の胸に顔を押し付け、服をぎゅっと握っていた。嗚咽はやがて、堰を切ったような泣き声へと変わった。私は二人を強く抱きしめた。
やがて、再び雨足は強くなり、夜は更けていった。