第9話 一筋の光
私達は地下に辿り着いたのは良いが、別館の扉の前で困り果ててしまった。
「もー、何なのよ!何で扉開けるのに、鍵じゃなくて暗証番号なのよ〜」
ミドリはふてくされ、一人愚痴をこぼしていた。ソルは考え込んでるし…私一匹だけでもこの部屋の中を捜さなきゃ私は2匹を置いて部屋を出ようとした時、開ける前にドアが開いた。すると、
「あれっ!?皆揃ってるじゃん!」
「ルイ!?驚かせないでよ!」
「悪い悪い、それよりシルこれ」
ルイは紙片を私に差し出した。
「これ、お姉ちゃんの物だ!何処にあったの?」
「3階の部屋にあったぞ。しかも、お前のお姉さんが書いたばっかりだ。」
ソルはシルから紙片を覗き込むと何事もないように下も確認した。
「ここに数字がありますね。その番号を打ち込んでみます。」
ソルは手際良く打ち込むとドア開いた。
私達全員は別館へと足を踏み入れた。