第1話 自責
俺は図書館で感じた危険さに怯えていた。あれからここに来るまでの記憶も曖昧で狂ってしまいそうだ…
「あっ!ソルはともかくシルを置いて逃げちまったな…大丈夫かあいつ…」
俺はシルを心配をしていたがここから出るという気持ちが強かった。俺は隠れてた部屋から出た。3階だろうか?1階と2階とは違い薄暗かった。近くの窓を覗くと
「た…高いな…」
俺はあまり高い場所は好きではないすぐにでも去ろうとした。すると階段から何か足音が近づいて来る…
「ヤバい!どこかに隠れないと…」
咄嗟に隠れていた部屋に戻りベッドの下に潜った。
「ハァ…ハァ……」
自分の息づかいの他に
ガチャッ
扉が開いて足音の主が入って来る…奥にある机で椅子にかけて机から何かを取り出す音が聞こえた。俺は少し前に出て見てみる…
「まさかあれは…シルのお姉さん…何か書いてるみたいだな…何か刃物あるから出たらあの机を調べてみるか…」
俺は下がってシルの姉の様子を伺った。