第4話 姉の日記帳
1階の部屋を調べたが鍵がかかっていて中に入れなかった…2階に上がった私達は上がってすぐ右側にある部屋に入った。そこにはベットと机そしてクローゼットがあったそんな広くなかった為部屋内を別々に探した。
私は机を調べていて引き出しをダメ元で確認した。一段目には鍵が入っていた。鍵を机の上に置き二段目を調べたすると1枚の紙が入っていた。紙を裏返しで見ると私は驚愕した。その筆質に驚いた。それが姉の筆質だったから。内容にも驚いてしまった。
『幽霊は実在するこの館にはポケモンに危害を加える幽霊が…×××はその幽霊に殺されてしまった…技が効かずに逃げられずに…』
シルは持ってきた日記帳を開きその紙片をしまった。
「本当に…いるんだ…しかも俺たちを殺そうとする…」
いくら強いルイでもさすがに恐怖は隠せなかった。
「やっぱり帰ろう…私達が死んでしまう前に…」
「私はお姉ちゃんを見つけるまでは帰らない。」
「僕もここにいます。幽霊なんているわけいるわけありません。それにシルを一人で居させる訳にはいかせません。」
「ありがとう!ソル」
ミドリとルイは相談して
「分かったわ、もっと危険な目に遭いそうになったら全員で帰ることにしようね」
ミドリは話し合いの結果を二人に伝えた。
部屋を出てから私は鍵を見つめてあることに気付いた。
「ねえ部屋の扉に何かアルファベット刻まれてなかった?」
「確かに刻まれていましたね…」
「鍵のキーホルダーにもアルファベットに刻まれているんだよ!多分鍵のアルファベットと同じ部屋に合うところなんだよ!」
「そうですね鍵の合う部屋を探しましょうか」
数分後玄関ホール近くの左側の部屋の鍵が開いた。中に入ると本が棚にびっしり入っているどうやら図書館みたいな場所だ。
いろんな本をソルは眺めていた。他の2匹もそれぞれ本を眺めている私は机に目をやると本が広げてあるものに気付き手に取るページを捲り最後のページに紙片があった。
「ここにも…お姉ちゃんの日記帳の紙が…」
一体この館にはどれだけの紙片があるのだろう…私はとてつもない数予想してしまいその考えを止めた。