聖夜の夜に
「メリークリスマス!」
親方の掛け声でギルドの雰囲気は華やかになる。
今日は12月25日クリスマスの日。俺はこの世界に来てから、ヒスイは生まれて初めてのクリスマスパーティーだった。2匹は少し緊張しつつ、他の弟子達と話している。皆緊張しないでいつも通りの感じで盛り上がろうと言う。その言葉で俺の緊張は解れたが、ヒスイは生まれて初めてのことで緊張は解れなかった。俺が堅くなるなよと言っても解れない。ヒスイは相当他のポケモンと触れ合っていないのだから仕方がないと言ったら仕方がない。
突然親方が何やら配っているようだ。もらうとビンゴカードだった。
「こっちにもあるかよ」
俺は失笑した。もう一枚ヒスイの分をもらい、ヒスイに渡す。それでようやく解れたようだ。いつものヒスイに戻り、料理やら飲み物やらと沢山持ってきた。どうやら解してくれたお礼なのだろう。俺はありがとうと言うと、木の実で作ったケーキを食べる。
ビンゴ大会開催
ビンゴ大会の景品が何と一等が1000000ポケ、二位で木の実一年分などと豪華景品が目白押し!俺達はワクワクして番号発表を待つ。
「最初の番号は53番!」
親方が発表すると皆その番号を探す。俺はなかったがヒスイのカードに53があった。ヒスイはその番号を押して穴を開ける。
そして番号はどんどん発表され、俺はダブルリーチ、ヒスイはトリプルリーチと穴を広げた。次の番号でついに
「やった!ビンゴだ〜!」
何と最初にビンゴしたのはアオバだった。皆羨ましくアオバを見る。
「こんなにもらっていいのか?って感じだぜ。」
アオバは満面の笑みをこぼし、ガッツポーズをする。
「じゃあ次は3番!」
俺は3番を穴を開けて、
「ビンゴ!」「ビンゴよ!」
俺はもう一匹のビンゴした方に顔を向ける。何とヒスイだった。それを見て、親方はこれを見て、
「じゃあチームで一年分の木の実を渡そうと思います。」
「「ありがとうございます!」」
2匹は礼を言って、会場から去る。2匹は部屋に戻って話しを始める。
「ありがとうねネク!お陰でずっと緊張したまま過ごすことなく終わったねw」
「どういたしまして。緊張し過ぎで笑いそうになったけどw」
「そんなに堅くなってたの?恥ずかしい…」
「ならこれはどう?」
俺はヒスイの口に口を合わせる。ヒスイは拒否しなかった。それには意外だった。
「これはすごく嬉しい。やっぱり私、ネクのこと大好き!!」
「俺もだよ。ヒスイ。」
お互い抱きあって12月25日は過ぎていった。