act1
「すいません〜ギルドに入門したいんですが…」
「ちょっと、待って下さいね〜」
向こうからゆっくりとした足音が聞こえ、近づいてきた。その足音の正体はマリルリだった。
「あなた達ね、入門したい子達は?」
「はい!そうです!!」
「私はアクア、このフェアリーメモリーズのマスターよ、よろしくね。」
「私はヒスイです!こっちはネクです。」
ヒスイはネクの事まで紹介してくれた。
「そう…あなた…」
アクアはネクの方を向いて続ける。
「そのマント脱いだら?」
「ヒスイ。大丈夫だよね?」
「うん。多分大丈夫だと思うよ〜」
ネクはヒスイから了承を得てマントを脱いだ。するとアクアは理解したかの様に言う。
「なるほど…あなた、人間なのね。」
「はい、おっしゃる通りです。俺は人間です。ヒスイに助けられてここまで来ました。」
「なるほどね。大丈夫ギルド内だけの秘密にしてあげるから、安心して入門してね。」
アクアはネクに優しく言った。
「はい!ありがとうございます!」
ネクは安心して礼を言った。
「じゃあ二匹ともついてきて〜」
「「はい!」」
二匹はアクアの後をついていった。
Act2へ続く