VSタマムシジム
さて、トゲピーも生まれたことで、石やマシンも色々買えたことだから…ジム戦にやってきた。
「あら、あなた…ジム戦希望の方ですね。中へどうぞ」
おしとやかな感じの和服の女性が迎えてくれた。
「私は、エリカ。香水店のオーナーもやってますが、ここのジムリーダーです。よろしくお願いします。」
今回の流れは早いな。面識とか無いせいかな……
「ルールの説明をしますわ。使用ポケモンは三体先に倒した方の勝ちですわ」
「わかりました。早速やりましょう….」
そうして2人は、互いに場につく。
「行け!ピジョン!」
「行きなさい、モンジャラ」
モンジャラか珍しいポケモンだな。マサラタウンの下の方にしか存在しないと聞いたが……
「ピジョン!でんこうせっか!」
「モンジャラ、つるのむち!!」
でんこうせっかで突撃するが、モンジャラの髪のようなツルを鞭のようにしならせ、ピジョンの顔を叩き、攻撃を止めた…
「モンジャラ、しびれごな!」
モンジャラはマヒになる粉をばら撒き、ピジョンにかけようとする。
「ピジョン!!エアスラッシュ」
ピジョンは風のカッターのようなものをたくさん放ち、風とともにしびれごなを押し返した。そして、モンジャラにエアスラッシュが当たり、モンジャラは敗北した。
「モンジャラ戦闘不能!ピジョンの勝ち!」
「しかたありませんね。次のポケモンを出しましょう。行きなさい、ウツドン!」
「ドーン!」
次のポケモンはウツドン…どう戦うか、、、
まぁいつも通り空から攻める!
「ウツドン!はっぱカッター」
空中へ飛行したピジョンにはっぱのカッターが襲いかかる。ピジョンはそれをかわしながらもウツドンへ向けて突撃していく。
「ピジョン!!ずつき」
ピジョンはウツドンの頭目がけてずつきをかます。そして相手が怯む瞬間を見逃さず、ピジョンは自らの考えでそのままエアスラッシュを放ち、ウツドンも敗れる。
「まさか、ウツドンも敗れるなんて…いいわ、次が私の切り札…きなさい!クサイハナ」
「クッサー…」
最後のポケモンはクサイハナ…また、空中から攻めてやる。
「ピジョン!!でんこうせっか!」
「ピジョ!!」
でんこうせっかで突撃すると、何故か目の前でピジョンは動きを止める。
「ピ…ジョ…」
クサイハナから放たれる匂いの粉がピジョンに撒き散らされていた。ピジョンはその匂いを吸い、今すぐにでも気絶しそうになっている。
「クサイハナ!メガドレイン!!」
クサイハナから緑色のムチ取り出し、気絶しそうになっているピジョンを締め付け、体力を吸い取る…
「ピ、ピジョ……」
ピジョンは苦しむ声を上げながらやられる。
「ここからが私の本領、さて、私を倒せるかな…」
最後に出てきた切り札とその脅威、ジムリーダーの強さを俺はこれから思い知らされる