新しい生命
クチバジム戦を終えて、俺ははるばるタマムシシティまでやってきた……ジムに向かいたいところだが…このタマムシシティはカントーで有名な都市の一つ、少し町を歩いていた…
「あれ?君、ユウ君かい?」
後ろから肩を叩かれ、声をかけられる声の方に振り向くと馴染みの人物がいた。
「やっぱユウ君だ!俺のこと覚えてるかい?ポケモンスクール卒業大会決勝戦…最高の戦いをしたよね。」
気さくで明るい性格、黒髪で赤い帽子をかぶったその男…間違いない。ポケモンスクールにいた頃、ポケモンスクール卒業大会…ポケモンスクール卒業間近になると行われるポケモンスクール内最強の生徒を決める大会の決勝戦の相手、レッド……
「レッドか、、、久しぶりだね。今は何をやってるんだい?卒業後どうしてるのかなって思ってね」
俺は、卒業後スクールのみんなのとは会っていない、、このレッドは今どんな道に進んでるのか、俺は気になった。
「俺かい?俺は今、ポケモンリーグ制覇を目指してるんだ。ほら、昨日タマムシのジム戦が終わって今はもう6つバッジを揃えた。お前が旅に出てない間俺も成長したもんだよ。」
なんて、バッジケースを開いて俺に見せた。その中にはニビシティのグレーバッジもあった。タケシは元気にしてるかな…
「俺もこの前旅に出てさ、バッジはまだ3つだけど俺もポケモンリーグを今は目指してるよ。」
なんてこちらもバッジケースをみせる。
「俺は、これから野暮用でタマムシのゲームセンターに行くんだ。それじゃ、じゃあな。」
レッドは急いだ様子で、タマムシのゲームセンターまで向かった。そんなに急いでどんな用事なんだろうか……俺は、その後タマムシデパートへ向かった。技マシンとか進化用の石を買いたくてね。何かに使うかも……
「ありがとうございましたー」
さまざまな技マシンとともに進化の石を買ってきた。店員の声を聞きながら中身を確認する。本日はシンオウフェスタってフェスタもやってて、カントーでは手に入らない進化の石も買えたから気分上々
「あっ、ユウさん。お久しぶりです。元気にしてました?」
デパートからでるとちょうどそこには、おつきみやまで一緒になった。静かな美少女。アオイさんがそこにいた…やっぱ美人だな。
「あ、アオイさん?!お久しぶりです!元気でしたよ?」
俺は美少女を前にして慌てながらも話す。
「あ、あの、ユウさん…リュック…光ってますよ。前あったときは光ってなかったんですけど…」
ん?リュックが光る?いったいどういうこと…と思って…リュックを取ってみると、、
「ほ、ほんとじゃん…」
リュックが光り輝いていた。というより中で何か輝いてるっぽかった。もしやと思い、中身を取り出すと…
「やっぱりこれか……」
「ユウさん、これってポケモンの卵じゃないですか…しかも珍しい色ですね。」
光っていたのはポケモンスクール卒業大会優勝賞品のたまごであった。今、たまごにヒビが入り、生まれようとしていた。
「う、生まれそうなんだけど?!ど、どうすれば」
「とりあえず見てみましょう…何が生まれるか気になりますね、ユウさん」
するとたまごが割れて、鳴き声が聞こえる。
「トゲッピィー!!!」
白色で胴体には小さな赤と青の点が散らばられている。ポケモンが生まれた。ポケモン図鑑で確認してみると、トゲピーというポケモンであった。
「おぉ!ユウさん…カントーにはいないポケモンですよ。すごいですね…」
「そうだね。」
トゲピーを抱えてトゲピーを撫でながら優しそうに答える。これがポケモンスクールの時の…と思えば懐かしく思えてきたのだ。
「いいポケモンですね…あっ、そろそろ私行かなきゃ行けないとこがあるので、行きますね。」
アオイさんも急いだ様子でどこかへ走っていった。さて、新たな命も生まれたことだし、、大体の用事も済ませたから…今度はジムに向かおうと思う。タマムシジムに