参上!ロケット団!!!
ニビシティを後にし、ハナダシティに向かうため、俺は、途中のおつきみやままで来ていた…
「ここが、おつきみやまか…しかしまぁ、、、こういう場所は初めてだなぁ………
「あっ、あの…すいません……」
そんな俺のとこに女の子が話しかけてきた…俺と同い年くらいか?青色のロングスカートに黒のシャツを着ている女の子だ。静かそうなイメージでなかなか美しい子であった。
「えっ、あっ…ど、どうしたの?」
話しかけられると慌てふためきながらも答えた。
「あ、あの迷ってしまって……ハナダシティに向かってるんですけど…一緒に来てもらってもいいですか?」
「いいですよ!ちょうど俺も向かうところだったので……」
なんて、了承し、ハナダシティの方へ向かっていると……
「おい!そこのお前ら!今から俺がお前らのポケモンを奪う。手荒い真似をされたくなかったら……大人しくするんだな」
黒色のキャップに全身黒の服、そして真ん中にRの文字…の怪しい男が話しかけてきた…
「あ、あの…いきなりなんなんですか!私ってば…ついてない」
静かそうなその少女はあわあわしててどうしようどうしようとしている。
「別に手荒い真似でもしてみてください。俺とこの子には用心棒がいるんで……いけっ、ピジョン!」
「ピジョー!」
手荒い真似と言われるのだったらこちらだって対応するしかない…手荒いやつに対してならば、うちのピジョンが1番だ…
「な、なんだと!!まぁ、いい!じゃあ手荒い真似をさせてもらうぞ!行け!アーボック!」
「アーボォ!」
恐ろしい見た目の紫色の蛇の形をしたポケモンが、俺のピジョンを睨む。だが、ピジョンは動じず、むしろケッと唾を飛ばし、弱そうだなと見下すようにニヤリと笑う。
「ピジョン!たつまき!」
「ピジョッ!」
ピジョンは羽を羽ばたかせ、自分の前にたつまきを作り、それをアーボックに放つ。
「アーボック!ヘドロばくだん!」
アーボックの方から紫色のドロドロとした球を放てば、たつまきと相殺される…それは、読めたこと!
「ピジョン!でんこうせっか!」
「ピジョー!!」
ピジョンはたつまきと、ヘドロばくだんが相殺された瞬間。その瞬間まるでミサイルのように一直線にアーボックに突っ込む。アーボックはこれでダメージを受け、体勢を崩す。そこを俺は見逃さない……
「ピジョン!エアスラッシュ!!」
「ジョー!」
ピジョンは近距離で羽を羽ばたかせ、ピジョンの羽から、風でできた、エネルギーカッターのようなものを飛ばす。近距離故にアーボックはかわせず、そのまま倒れてしまう。
「な、何?!アーボックがやられるなんて!!!そこのお前、俺はロケット団の団員だぞ!いいのか!」
「なんでもいいけど、これでもやるかい!」
「ピジョ!!!」
ピジョンがロケット団の団員と話している男性の元へ、近づき、やるのか?と言わんばかりに睨んだ。
「く、くっ…覚えてろ!!!」
襲いかかってきた怪しい男は、すぐさまに逃げ帰っていった。それより彼女は大丈夫か?!
「た、助かりました。怪しい人からも助けてくれるなんて…」
「い、いえ、別に…早くハナダシティに行きましょう。」
なんて、彼女と話していると、、、ピジョンが彼女をじーっと見つめていた……
「ピジョ……」
「ひっ………!!」
ピジョンはその後、切り傷のついた右目で、彼女をギロっと睨んだ。元々トレーナーを信用してないからなのか?怖そうな形相で睨んでいる。それをみて彼女は怯えてしまっている。
「ピジョン、やめておけ。」
「ピジョッ…ケッ」
そう止めると、ピジョンは一瞬彼女を睨み、その後まるで怒っているかのように、ケッと唾を吐いた…俺はピジョンを戻して、ハナダシティの前までつく…
「つきましたよ。あ、あのちなみに名前は……」
「アオイって言います。あなたは?」
「俺は、ユウです。旅のご武運お祈りしてます。」
「ユウ君も、元気でね….また会うかもね、いずれ、、、私はこっちだから」
そう言って彼女と別れる。美しい子だったなぁ……そんなことより次のハナダジム戦引き締めて行くとする