はじめてのゲット
俺の出身は、トキワシティ…横に進むとちょうど23番道路がある。上に進むと、ニビシティまでの道のりになるのだが…2つとも共通して、登場するポケモンは多いが、違うポケモンも存在する。とりあえず俺は、先には進むことはできないが23番道路へと一度進んだ。
「よし、ここら辺でいいか…ちょっと自然を感じるってのもいいことだな」
23道路道中、テントを張り、ゆっくり自然を感じることにした、こういう自然浴も旅の醍醐味だと俺は思う。ポリゴンも外に出し、自由に散歩させてた…少し小腹が空いたので、買ってきたウエハースを食べていると…
「ニド!ニドニド!」
1匹の紫のポケモンが寄ってきた…どうやら、このウエハースが食べたいらしい…目を輝かせて近づいてきた。一瞬可愛いなぁと思ってしまった俺は、そのままウエハースをあげる。
「ニド!ニー〜」
嬉しそうにウエハースをカリカリとかじりつく。
そろそろ自分らも旅を進めないとと思い。食べさせてる間にテントを片付けた…そして、旅に出ようとすると…
「ニィ、ニド!」
なんか懐いてるらしく、トコトコと俺についてきた。やべぇ、結構可愛いな。
「あれ?そこにいるのはユウくんじゃないか?ワシじゃよ、ワシ!オーキドじゃ」
ポケモンスクール編にて大事なことを教えてくれた、オーキド博士…どうやらここで生態調査を行ってるらしい…偶然鉢合わせたみたい。
「ほほぅ、君が連れてるのはニドラン♂じゃな?どうやら君に懐いてるようじゃ…捕まえてみてはどうかな?」
「そ、そうですか?なら…」
バックからモンスターボールを取り出し、ニドランのおでこに軽く当てると、モンスターボールの中に吸い込まれていく。
モンスターボールが何度か唸りを見せると、ポンッという音と共に、動きが落ち着き、捕まったようだ…
「どうやらその様子じゃ、はじめてのゲットじゃったみたいじゃの?祝いにこれをやるぞ」
そう言って渡されたのは、一つの携帯端末だった。
「それはポケモン図鑑じゃ、捕まえたポケモンの情報と捕まえたポケモンの技や生息地が見れる優れものじゃ…是非この図鑑を使用してみてくれ」
「ありがとうございます。大切に使います。」
そう言って受け取ると、一度23番道路を後にした…せっかく二体目も増えたし、ニビシティを目指そうと思う。ニビジムは2対2で戦うとこの前テレビでやってたからだ。生のジムに行けると思うと今からでもワクワクが止まらない…