ポケモンスクール編
強敵!!!かくとうタイプの洗礼
トキワシティポケモンスクール。学園卒業大会…開会式が始まった。開会を宣言するのは、この学校を支援してくれるマサラタウンの博士である。

「若者諸君!十分に力を見せてくれることきたいしとるぞ!ワシの孫も後数年したら旅に出る予定なんじゃ…よろしく頼むぞ。それじゃここトキワシティポケモンスクール学園卒業大会スタートじゃ!!!」

博士のスタートの合図とともに紙吹雪の仕掛けがバンッとなる。綺麗な演出だ。拍手する者もいれば写真を撮る者もいた。そしてすぐに第一試合…試合表をみると……俺じゃん…ということでいってきます。

「第一試合!!!トキワシティのユウとヤマブキシティのケンの勝負だ!!!お互い最高のバトルを見せてくれよ!」そう、アナウンスがなれば、出場口の前に俺はいた…と言ってもこの大会用にグラウンドにこの出場口作ったらしいが…そしてこのアナウンスをしてるのは、レナの担任のアキバ先生だ。結構男らしい先生だぞ。よく、手荷物検査とかやってそうな感じの人だ。説明はそろそろ置いといて…さて、バトルの時間だ、、、戦うとしよう。

「よう、俺はケン!ヤマブキのポケモン道場知ってるだろ?あれ、俺の親父がやってるんだ。俺はその息子ってわけだ。簡単に言うと俺は、つええってことだ。よろしく。」

自信満々に話す目の前の相手にどう答えればいいかわからんが、、、とりあえずバトルでねじ伏せればいいということだけだ。

「この学校は自信家が多いな俺の知り合い2つ足して2で割ったようなやつだな。」

その時ちょうどレナとカイがくしゃみしたのは知る由もない。

「話はそれぐらいにして始めるぞ!お互いポケモンを出して…」

審判は我らがナミノ先生だ。ナミノ先生の合図とともに互いにポケモンを出す。ルールは簡単1対1。勝った方の勝ちという単純明快なものだ。

「いけ!ポリゴン!」
「いけ!ワンリキー!」

相手のポケモンはワンリキーか、相性は最悪だな…どう戦うか…

「ポリゴン!トライアタック!」
「キュィーン!!」
ポリゴン恒例トライアタック三種の弾がワンリキーを襲う。

「ワンリキー。耐えるんだ。」

ワンリキーは腕をクロスしながら突っ込んで腕のクロスはガードのつもりか、弾を受けながらこっちに突っ込んでくるぞ…なんて考えだ。あえて受けて戦う。まるでレスラーだ。かくとうタイプってのはそういうものなのか?と思うほどだ…相手の行動に驚いてる間に距離を詰められる…

「ワンリキー!!メガトンパンチ!」
「や、やばい、ポリゴン!バリ…」

バリアーをはる余裕すら与えず顔面に重い一撃をくらう。気づいた時には右手を振りかぶり殴られていた…威力は超絶!数メートル先まで飛んでいく。

「さらに追撃!!!もう一発だ!」

ワンリキーが勢い止めず突進してくる。まるで猛獣。獲物が生き絶えるまで永遠に追い続ける…野生の獣…そんなことを考えてる暇はない!!!

「ポリゴン!!!たいあたり!」

トライアタックや10まんボルトを撃ってる暇はない。準備をしてる時に確実にくらう。避けるか?いや、あえて突っ込んだ。ワンリキーはもう突進してくる。相手が逃げると思って確実に追ってくる…だが、現実はその逆、突っ込んでくる!!!間合いが合わなくなり、拳がそれる。そしてたいあたり着弾!まるで一つの弾丸のようにワンリキーにぶつかった。ワンリキーは自分の突っ込む勢いも相まって今度は逆にワンリキーが数メートル先まで吹っ飛んだ!!!

「こりゃ、いい勝負になりそうだな…」

ケンが不敵な笑みを浮かべながらワンリキーに距離をとらせる。

「ポリゴン。離れろ!遠距離戦に持ち込むんだ!」

「お前、やはり遠距離戦なら勝てると思い込んでるだろ?ワンリキーには遠距離はない。そう考えてるだろ?いやぁ?そんなことねぇんじゃねぇか?見せてやる。ワンリキー!!!かいりき!」

ワンリキーのかいりきの応用編。かいりきといえば岩を押し出すほどの力を出す技。それを応用する。地面をえぐるように腕をすくい上げた!すると、地面から沢山の石がポリゴンに飛んでいく。ただの石なら効かないんじゃないのか?いや。効いてしまう。ワンリキーのパワーで飛ばされた石は、もはやそれは、銃弾のそれと同じ、破壊力もスピードも…まるで散弾銃のように飛んでいく…

「ポリゴン!!!バリアー!」

バリアーでガードをするがいずれ限界がくる。どうするか…だったら真っ向からいくのみ!!!!

「ポリゴン!!!10まんボルト!!!」
「だからどうした!沢山の石の弾丸がお前の攻撃を防いでくれるぜ!攻撃は最大の防御だ!」

電撃は石にぶつかる…しかし!予想外にも飛んでくる石に電撃に当たれば、石から石へ、また飛んでくる別の石から石へ、少しずつ跳弾する弾丸のように少しずつ飛んでいき…

「やばい!ワンリキーかわすんだ!」

ワンリキーが交わそうとしても電気が別の対象へどんどん繋がり、直線ではなく。斜めの方から10まんボルトが飛んできた!!!予想外の方からくるせいかワンリキーはかわせず一撃をくらう!それとともにワンリキーは倒れた…

「ワンリキー戦闘不能!勝者トキワシティのユウ!」

トキワシティ、ユウ、卒業大会一回戦突破の様子である…

みゃーす ( 2020/08/14(金) 16:31 )