序章 夢見る少年編
夢への切符
 ポケモントレーナーを志す者達は必ず最初にポケモンを貰う。もしくは自分で手に入れる。そしてここ、カントー地方のトキワシティでは1人の少年がポケモンを貰うようだ。

「ユウ。今日は誕生日だったな。ユウはもう12歳か、大きくなったな」

父は、僕にモンスターボールの入った箱を12歳の誕生日にくれた。どんなポケモンか僕は心の底から気になった。父は、ヤマブキシティに存在するとある会社の社員らしい。その会社ですごいと呼ばれてるポケモンを持ってきたそうだ。

「父さん、外でポケモンを出してきてもいい?」

父にそう聞くと、笑顔でうなずき了承してくれた。その後外に出て、庭でモンスターボールを開けてみることにした。ワクワクとドキドキが止まらない。どんなポケモンか、ピカチュウかな?ヒトカゲかな?心のワクワクと共にポケモンを外に出してみる。

「キュィーン!!!」

見たことないポケモンであった。機械のような鳴き声でピンク色四面体のようなポケモンだった。機械のように見えるがこちらにニコッと微笑んだ様子を見るとやはりポケモンのようだ。予想外であったが、初めてのポケモンということで嬉しかった。そこで父が外にやってきた。

「ユウ、そのポケモンはポリゴンって言うんだ。父さんの会社で生み出したんだ。すごいだろー!」

当時12歳の自分は、父さんの言ってることをあまり理解できなかった。それよりもポケモンを手に入れたことによる、嬉しさが大きかったからだ。

「よろしくポリゴン」
「キュィーン!!!」

こうして、僕とポリゴンは出会ったのだ。

ポケモントレーナー、チャンピオン、ジムリーダー、四天王、この時代のもの達の夢はポケモンから始まった。ポケモンを持つこととは少年たちが夢へ進む切符を手に入れたこととなる。こうした少年は、夢へと一歩進んだ

■筆者メッセージ
書くの初めてなんで雑なことが多いですが、優しい目で見てくれるとありがたいです
みゃーす ( 2020/08/13(木) 16:28 )