05 それは二年後の君達に誓う話なの
そして二年の月日が流れた。
無事にイッシュリーグに出場を果たしたものの一回戦で敗退、そんな冬樹を真っ先に迎えたのは健吾達だった。
「俺とツタージャが冬樹兄ちゃんの仇とって優勝するよ!」
「優勝するのはあたしとミジュマルだからね」
「僕とポカブだって負けないよ」
そう言っていた三人も、今日、旅立ちの日を迎えていた。
「行くぜツタージャ!」
「ミジュマル、あたし達も負けないわよ!」
「ま、待ってよ、僕達も急ぐよポカブ!」
あの日出会った大切なパートナーは今も隣にいる。
始めよう、終わらない冒険を。
いつか思い描いた真実と、理想を求めて。
あの日の誓いは空に掛かる虹のように、色褪せる事はない。
──fin──