幕間 裂と華と滴 〜登場キャラクター紹介〜
さて。世界の平和には関係のないことかもしれませんが、ゴールドの手持ちについて考察していきます。
解説は、作者であるこのわたし、水雲がお送りします。
少しばかりの余興、茶番劇と思ってお付き合いしてくださればこれ幸い。
幕間 裂と華と滴 〜登場キャラクター紹介〜
レッパク(サンダース♂) れいせい
漢字で書くと「裂帛」。
絹を裂くような、強烈ななきごえを出すことができ、追い詰められた時の切り札。
ゴールドの最初のポケモンで、信頼関係も抜群。
みなをまとめる軍師的ポジションで、周りもそれでいいと思っている。
直感に冴えたところがあり、時々ピンチを自分自身でくぐり抜けることがある。それも実力のひとつと評価されている。
やはり素早いため、避けつつチクチク攻める戦法が一番似合っている。
水が嫌い。超嫌い。トラウマ。大のかなづち。練習しなさい。
親への敬称:
主 主なわざ :10まんボルト / ミサイルばり / なきごえ / ???
得意な定石:『
時計返』
持ちもの :ホウオウが残していったしろいはね
嫌いなもの:水
なるほど。
それでは、読者様に一言お願いします。
「改めてこういう場に出されると言葉に詰まるが――よろしく頼む」
特にこれといったクセもない、責任感の強い少年漫画のようなキャラです。
「イラストといい、優遇されすぎてはいやしないか」
なにせ主役ですから。その分、ひどい目にもよく遭いますよ。
「虚しい」
― † ―
次へ移ります。
グレンゲ(マグマラシ♂) ゆうかん
漢字で書くと「紅蓮華」。紅蓮と蓮華を合わせて紅蓮華。真っ赤な闘志と炎にちなんだ。
体を張った戦法を得意とするため、切込隊長としても優秀。
やることなすこと破天荒。先走りがちなのも、仲間を守りたいという気持ちの裏返しと言える。
ブラックのベイリーフとはまさしく水と油、天敵の関係にあたるが理由は不明。
べらんめえ口調の江戸っ子風情。校長先生。
親への敬称:大将
主なわざ :かえんぐるま / えんまく / かえんほうしゃ / ???
得意な定石:『
懐飛車』
持ちもの :なし(燃やすから)
嫌いなもの:注射とかのチクッとする針
自己紹介をお願いします。
「さあ始まるぜ、てんやわんやに輪をかけた大冒険! そこのお
兄さんもお
姉さんもおいでなすって!」
レッパクと一人称がかぶるため、おれ≠ニ俺≠ナ区別したり、口調を独特にすることでキャラを細分化しました。
「やっぱ江戸っ子を参考にしてんのか?」
というよりかは、昔のアニメに登場した江戸っ子口調のキャラを参考にした、といったほうが正解に近いです。一貫性を持たせたいため、あまりカタカナを使わないよう意識しています。
「まあ悪かねえけどよ。あんまり極端すぎると現実味が薄れるぜ」
ポケモンであるあなたに言われるとは思いませんでした。
― † ―
どんどんいきましょう。
ドロップ(ラプラス♀) やんちゃ→しんちょう
由来は滴を意味する『ドロップ(drop)』より。
幼い頃の体験から、性格が変わる。
穏やかで温厚。芯も強く、他者をさとしがち。グレンゲとは対に近い。
まだ子供だけあってか、平均的なラプラスと比べれば図体は小さいほう。年頃の女の子なのでメス意識がまあまあ強く、たまーに毒を吐く。
レッパクなどと比べれば体格に恵まれていることにかわりないため、結構馬力のきいた戦い方もしてくれる。
陸では移動力が低いのが難点。その場で特殊攻撃で援護したほうがよい。
親への敬称:ご主人
主なわざ :みずでっぽう / れいとうビーム / しろいきり / ???
得意な定石:『
静寂洋琴』
持ちもの :なし
嫌いなもの:暗闇
それでは、一言どうぞ。
「至らない点も多々ありますが、一生懸命頑張ります。どうか応援の程を」
あなただけ漢字ではなくカタカナなのはどうしてか。オスには漢字、メスにはカタカナ、と区分けしているからです。
「ご主人が、ですか?」
いえ、わたしが、です。そしてレッパクもグレンゲもドロップも全て、とあるRPGの必殺技から頂戴したニックネームです。10話のサブタイトルが特にそれです。
「ここで言うことではないでしょう」
そうですね。でも、ここくらいでしか言う機会がないと思いまして。
― † ―
最後に、ご本人にご登場を。
ゴールド(人間♂) 15歳 過去編(9話〜12話)では14歳
アサギシティ出身 ワカバタウン在住
「三色」の名を冠する。
過去編では新進気鋭のトレーナーだったが、エンジュシティでホウオウと遭遇したことをきっかけに、意欲を失う。
しかしその1年後、ミカンからの連絡を機に、成り行きで再びワカバタウンを後にする。
どことなく無気力感のただよう少年。よく言えば落ち着きがあり、悪く言えばリアクションが薄い。
こんな自分を慕ってくれるポケモンたちには申し訳ないとは思いつつも、家でふてくされていた。
座学はかなりのいい成績をおさめているものの、実践編はとことんさぼっていた。
あまり参考にしたくない人間像です。
「うるさいなほっとけ」
ですが、ある意味ではわたしの理想型でもあります。
10歳前後の年齢でこんなシビアでハードな旅ができるとはとても思いやしなかったので、かなり意図的に年齢を上げさせていただきました。性格もそれ相応の少年のように。
「服装はHGSSか」
中身は金銀のつもりです。
「何がどう違うんだよ――」
ヒビキのような感じの子ではない、ということです。公式絵をなるべく忠実に再現し、それに加え、髪型などを自分流にいじらせていただきました。
「それのせいか、帽子を取ると前髪がすごく変になるんだけど」
前髪が短くてひたいの見える人、好きですよ。男女問わず。
― † ―
詳しいことを、改めてこの場をお借りして紹介させていただきました。
ほかに何か気になることなどございましたら、コメントにて質問を受け付けます。物語の核心に触れるような内容は遠慮させていただきますが、なるべく答えていきたいと思います。ありがとうございました。