プロローグ〜2人の出会い〜
「ハァ…ハァ……」
森の中で1人の少女は逃げていた、何かに追われながら。
彼女を襲っているのは2匹の鳥ポケモンだった。ただ通りかかっただけの少女を襲い掛かったのだ。
「ハァ…ハァ…行き止まり…!」
そして逃げた先は行き止まりだった。そこに2匹の鳥ポケモン、「オニスズメ」が現れた!
「うぅ、このままじゃ私は・・・」
2匹のオニスズメは飛行タイプの攻撃技「つつく」をしようと構えた!このままでは彼女がオニスズメに攻撃してかなりのけがを負ってしまう。彼女はもうだめだと思った。そしてオニスズメがついにつつくをしてきた!
???「シャイナ、電気ショック!」
近くで誰かがポケモンに指示をしたようだ。その後すぐに現れたシャイナという名のピカチュウは電気ショックを放ち、オニスズメ1匹を撃破した!それを見たもう一匹のオニスズメは彼女への攻撃をやめ、標的を
ピカチュウに変え、つつくをしてきた!
???「かわせシャイナ!そして電光石火だ!」
シャイナはつつくを素早くかわして電光石火をオニスズメに放つ!その電光石火は見事命中し、オニスズメはバランスを崩す。
???「今だ電気ショック!!」
隙ができたオニスズメに電気ショックを放つ。そして2匹のオニスズメは逃げて行った。
???「ふぅ〜倒した倒した〜。あ、君大丈夫?さっきの2匹に襲われてた見ただけど。」
ピカチュウのトレーナーが来て話しかけてきた。
「あ、ハイ!あなたが追い払ってくれたおかげで助かりました。ありがとうございます。」
???「気にすんな。最近、ここら辺でポケモンがいきなり通りかかった人間を襲いかかったりすることが多いんだ。だからポケモンを持たずにこの森に入るのはやめた方がいいと思うぞ。」
「すみません、私まだポケモンを持ってないので。今度私はポケモンを貰って旅をするんでちょっとこの森を下見しようと思って…」
???「そうだったんだ。実は俺も今度ポケモンを貰って旅をするつもりだったんだ。まぁ俺も下見みたいな感じでここに来たんだ。」
「ポケモンを貰うって…あなたはあのピカチュウがいるんじゃないの?」
???「あぁシャイナか、こいつは俺の姉さんに借りてるポケモンなんだ。ポケモンを貰うまではこいつでバトルに慣れろと。まぁ旅に出たらすぐに返せって言われてるし俺も自分のポケモンはまだいないんだ。」
「へぇ〜そうなんですか。私と年齢がほぼ変わらなそうなのにすごいですね!…ってそろそろ帰らないと母さんにおこられる!あ、さっきはほんとにありがとうございます!もしよければお名前を教えて頂けないでしょうか・・・?」
シン「名前ね…俺の名前は
シン!君は?」
フロール「私は
フロールといいます!旅先であったらよろしくお願いします!」
シン「あぁ!また会うときが楽しみだぜフロール!んじゃ俺も帰るわ。またな!」
これが彼と彼女の出会いだった…。