全てを見据える者
こうなる事は
一から解っていた...
俺が選んだ選択肢
其れは、世界を“分割”する事
其れにより
“仲間を護りたかった”のかもしれない
俺にはこうする他無かった
ライアン、今は黒き龍として
アマナ達の前に立ち塞がる
エース「そうか、僕を裏切るんだ...君、もしかして最初から」
???「そうだよ、未来を見据える力を持つ俺には、こうする他道は無かった」
エース「じゃあ、僕の“狙い”にも当然気付いてる訳だね、ライアン」
ライアンは頷く
「未来を変える為にこの選択を選んだ、結果、君を苦しめる事になったね、ごめん」
エース「謝らなくて良いよ、其れに謝るべき相手は、僕では無いし、他に居るでしょ?」
ライアン「いいや、確かに君は蒼きミュウ、ブロの分身だ。でも、エースを通じて君に伝わる」
エース「姉には謝ったのかい?」
ライアン「彼女にはとっくに謝っている...」
エース「そう...」
ライアン「覚悟は出来たのか、“ブロ”」
エース...彼の正体は
アマナの双子の妹フタバである。
そしてフタバはカクテルのボス”ブロ“である
だが、正確にはフタバも分身の為
本体では無い
エース「ブロは理解した様だよ、ハハ、君の思惑通りって訳だよ」
ライアン「本当にすまない。もう、これしか道は無い...」
2つに分けられた世界が
歪み1つに交わる
現実と非現実
アマナ「う、うーん...此処は?私は確かライアンと話をして」
アマナを頭痛が襲う
アマナ「ダメ、何も思い出せない、けど何か胸騒ぎがする」
〜〜〜
ライアンとエースの前に
シャカが現れる
ライアン「”ブロ“コリンクの姿じゃ、”奴“は来ない」
ブロ、蒼きミュウの正体は、コリンクに化けていたミュウであった
ブロ「そうだね」
ブロはコリンクの姿から
ミュウに姿を変える
ブロ「いよいよ、最終決戦だよ」
ライアン「ブロ、ごめんな」
ブロ「君らしくないな〜。私はずっとこうなる事を望んでいたんだよ?例えこの意志が君の力による物でも」
ライアン「奴が来る...ここで君とお別れだ...」
ブロ「...君との冒険、いや、仲間達との冒険は、一生の思い出だよ。ありがとう」
蒼きミュウは
その日ある者により
吸収された
???「悪いね、ライアン、君には辛い思いをさせた。でも感謝している。2人の我が子を思う気持ち、本当にありがとう」
最後の戦いが幕をあげようとしていた
アマナ「思い出せない...ライアンや皆んなの事は覚えている...でも、”自分が何者“なのか、思い出せない...」