初戦
太陽の穏やかな光が、大地をより一層明るく照らす!
ライラン達、いや
全てのポケモン達が進むべき道を
まるで導いてくれているかの様に
日が射していた
EPISODE.2 ー初戦ー
はじめの村へ向かうライランとアマナ
ライラン「まだ着かないのか?」
アマナ「う〜んと、この先の山を超えた先にあるはずよ♪」
アマナは指差しそう答えた
ライラン「また、山を越えるのか(汗 」
ライランはアマナの事を如何(いかが)わしく思っていた
何故、アマナはあの時「ワタシと一緒に来ない?」と言ったのか?
もしかすると自分は騙されていて
はじめの村で何かされるのではないかと
アマナ「どしたの?何か怖い夢でも見たの?」
アマナはライランを心配して聞いた
ライラン「違う... 」
アマナ「ま、まさか!?ワタシを襲って食べるつもりぃぃぃ!?」
ライラン「食べないよ!(汗 」
ライランはいきなり
アマナのボケ丸出しの答えに対してビックリした...
そして深く考え込んだ後、自分がアマナを疑ってる事を話した
アマナ「そっか...確かに突然ワタシと一緒に行こうなんて言って悪かったと思ってるよ?
疑われて当然よね......
だけど、それには理由があって......」
ライランはアマナの答えに疑問を抱きつつこう答えた
ライラン「そりゃあ、疑うよ!...で、その理由って?......
ズドォォン!!!
瞬間!!ヘドロばくだんが二人を襲う!!
ライラン「うぉ!?な、なんだ?」
アマナ「きゃ!く、臭い......」
?「ケケケwお前の技避けられてんのw」
?「うるせえ!ってかお前も動けよズハト!」
ズハトと呼ばれたズバットは、こう答えた
ズハト「ああ、いいぜwだが、ドクラと俺様、どちらが先に彼奴(あいつ)らを片付けるか競おうぜww」
ドクラと呼ばれたドガースはこう答えた
ドクラ「ああ、いいぜ。で、ズハトはどっちをやるんだ?」
ズハト「俺様はあっちの白い方やるから、ドクラはあっちの黄色い方やっちゃってw」
ドクラ「先に倒した方が、後で飯を奢(おご)るでどうだ?」
ズハト「了解ww」
ライラン「おい!お前ら、何勝手に決めてるんだ......
ドクラ「“ヘドロばくだん”!!」
ズドォォン!!!
辺り一面ヘドロで満たされる
ライラン「くそ、何なんだよ(怒 」
アマナ「ライラン!!」
瞬間、アマナの後ろにズハトが回り込む
ズハト「お〜とお嬢ちゃん、キミの相手はこの俺様、“ズハト”が相手だぜw」
アマナ「えぇ〜(汗) ザ・ハートだってぇ〜〜!?何ソレ!?可愛い!」
ズハト「ズ・ハ・トだ(汗) くっそ、馬鹿にしやがって、喰らえ!!“エアスラッシュ”!!」
シュバ!!!
空気の刃がアマナを襲う!
アマナ「きゃあ!...うぅ......だからワタシ、苦手なのよね......(汗 」
ライラン「アマナ!!大丈夫か!!」
アマナ「大丈夫じゃない(困 」
ドクラ「おいおい、お前の相手は俺だぞ、余所見してる暇あるのか?」
ライラン「くそ...!」
ーアマナサイドー
ズハト「おらおらwどうしたぁ?」
ズハトはそう言いながら、無鉄砲にエアスラッシュを放つ
その空気の刃は、周りの木々をも切り裂く威力
アマナ「ぎゃああぁ!!来ないでぇぇ!!」
全速力で逃げるアマナ
そしてアマナを追いかけるズハト
ーライランサイドー
ライラン「お前らは一体何者なんだ(怒 」
ドクラ「へっ(笑) それは俺に勝てたら答えてやるよ! “かえんほうしゃ”!」
ゴォォォ!!!
ドクラは激しく燃え盛る炎を、ライランに
放射した!
ライラン「うぉぉ!?あっぶねぇ!」
ライランは間一髪で、身を躱(かわ)した
ライラン「くそぅ...オレにも技が使えたら...」
ドクラ「お前、中々やるな?レベルは低いはずなのに、何故躱せた?」
ライラン(レベルは低いのに何故躱(かわ)せた?...確かに、オレはこの世界に来てバトルの経験もないはずなのに、何故攻撃を避ける事が出来たんだ?それに、アマナが仕掛けた罠ではない事がわかった。アマナの方は大丈夫なのか?)
ライランはアマナの心配と疑念(ぎねん)を薙(な)ぎ払い、前にいる相手だけに集中した
ライラン(せめて、“技”の使い方がわかれば...)
ドクラ「何を考えてるか知んねえけど、余所見をすんなっての!“ヘドロばくだん”!」
ズドォォン!!!
ライラン「くっそ!ならこれならどうだ!!
“すなかけ”!!」
ライランは地面の砂利をそのまま掻き上げ
ドクラの顔面にぶつけた!
ドクラ「ぐぅ!前が見えねぇ!」
ライラン(今だ!!!)
ライラン「“10まんボルト”!!!」
バリバリバリバリィ!!
電撃がドクラの体を通電する!
ドクラ「ぐああぁぁぁぁ!!」
ドクラはその場で倒れた!
ライラン「さぁ、お前らが何者か教えてもらうぞ!」
ーアマナサイドー
アマナ「いやあああぁぁぁぁ(泣 」
ズハト「ハハハw逃げてばかりじゃ、俺様を倒せないぜw」
アマナ「何よー(泣) あなた達が先に仕掛けたきたんじゃない!」
ズハト「ハハハwそりゃあキミ、俺様達の縄張(ナワバ)りに入ったからだよw」
アマナ「ナワバリ?」
アマナはズハトから逃げ回りつつ聞いた
ズハト「あぁ!俺様達は、ベトベトンのベタノ様の手下!“はじめの村”とその周辺区域を縄張りに活動している、ヘドロ団さw」
アマナ「えっ?ハイドロカノン団?」
ズハト「ちがーーう!(汗) どう聞き間違えたらそうなる(困) 俺様達は、ヘ・ド・ロ・団だ(怒 」
アマナ「そ、そう(汗) 聞き間違えてごめんなさい(泣) ワタシ聞き間違えや妄想癖が激しくて、
よく馬鹿にされてるの(泣 」
ズハト「そんな事聞いてねえ!くっそー、俺様達をナメやがって、喰らえ!“くろいまなざし”!」
くろいまなざしでアマナの動きを封じ
逃げられなくした
アマナ「やばい(汗) 大ピンチ!!」
ズハト「これで仕留めてやる!“ブレイブバード”!!」
そう言うと、ズハトは自身の羽を折りたたみ
低空飛行でアマナに突撃した!
アマナ「きゃああぁぁ!!」
アマナは相当ダメージを受け、アマナのHPは残り2になった。次いでにズハトは1/3のダメージを受けた
ズハト「ぐ、やっぱブレイブバードは効くなぁ...」
アマナ「う...うぅ.........」
絶望的なアマナの元に、ライランが駆けつけた!
ライラン「アマナ!!大丈夫か!?」
アマナ「ラ...イ..ラ...ン......」
アマナは声を出すだけでも精一杯である...
ライラン「ドクラって奴から大体の情報は聞いた! ズハト! お前達は“はじめの村”で悪事を働くお尋ね者らしいな!」
ズハト「ハハハwドクラの奴負けたのかww
こりゃあ俺様の勝ちだな!」
ライラン「勝ち負け聞いてんじゃねぇ!お前達は“はじめの村”を乗っ取り、お前達ヘドロ団の基地にしているそうだな!」
ズハト「彼奴(あいつ)そんな事まで言ったのか?やれやれ、なら俺様がやる事は一つ!
お前らを倒して、俺様の手柄にしてやる!
逃げるなら今のうちだぞw」
アマナ「ラ...イ...ラ..ン......逃..げ...て!」
ライラン「逃げねえ!」
ズハト・アマナ「「!?」」
ライラン「ここで逃げたら、アマナ! お前はどうなる! お前を置いて逃げるなんて、オレは出来ない!」
アマナ「ラ...イ..ラ..ン...(泣 」
ズハト「ハハwなら、俺様に勝ってみろよww」
ライラン「望むところだ!!」