第一章
始まりの海岸
その日、少年は言った...
運命は、時に残酷なものだ...
?(キミが...)
過去の楽しかった時を忘れてでも...
?("それ”を 望むのなら......)
それでも、そこに...守りたい人がいるから...
?・?((だからワタシ・オレは、立ち上がる!!))


EPISODE.1 ー始まりの海岸ー

............ザザァーン...

暖かな太陽の光が海を照らし、雲一つなく広々とした青天井をキャモメ達が優雅に羽ばたく
ここは、草の大陸...海岸
海の波打つ音が聞こえる...
そこに、一人落ち込む者がいた...

?「はぁ... 今日もダメだったみたい...」

このポケモン“アマナ”は
近くで一流の探検家達が所属するポケモン探検隊連盟、プクリンのギルドに勧誘をしに来ていた!
だが...ギルドの一番弟子である
ペラップに、「勧誘はお断りだよ(怒」と追い返されたのである

アマナ「いつ見ても“ここ”の海岸は綺麗だよねぇ...思い切って“こっち”で暮らそうかしら?」

そんな事を考えてると、何処からか苦しそうな声が聞こえてきた

アマナ「な、何!? ......ゾンビ?」
と、警戒しつつ声のする方え近づく!

ちょこん!
岩陰から覗き込むと、そこにはピカチュウがうつ伏せ寝で倒れていた!


アマナ「わわ!!どどどど、どうしよ💦」
ピカチュウに近づき、体を揺らしながら
アマナ「ねぇ! キミ、大丈夫?
こんな所で寝てると 風邪ひくよ?」


ピカチュウは顔に海岸の砂が付いた状態で、アマナの方へ顔を向ける


アマナ「うわあああぁぁぁぁ!!!お、お化けぇぇぇ!!」


ピカチュウ「わあぁぁぁ!!ポケモンがしゃべったあぁぁぁ!!」
同時に驚き、同時に尻餅をつく

アマナ「ビビビ、ビックリしたぁ〜!ピカチュウじゃない!」

ピカチュウ「ビックリしたのはオレの方だよ!ポケモンがいきなり喋って...ピカチュウって?」

アマナ「えっ?ピカチュウってあなたの事だけど? それと、ワタシの名前は “アマナ” だから!」

ピカチュウ「はっ?......」
瞬間、ピカチュウの前にクラブが吐いた泡が現れ、自分の今の姿を写す

ピカチュウ「オ、オレ、ピカチュウになってるううぅぅぅ!!??」


ピカチュウ「でも、どうしてだ?何も思い出せない...」

アマナが不審に思いつつピカチュウに近づき...

アマナ「キミ、なんか怪しいね...もしかしてワタシを油断させて騙そうとかしてる?」

顔を横に振り

ピカチュウ「ち、違う!!」

アマナ「じゃあ、名前は? 名前は何て言うの?」

ピカチュウ「名前... 名前は、ライラン...... そうだ!! オレはライランだ! 」

ピカチュウは 自分の名前を思い出したかのように自分の名前をアマナに伝えた

アマナ「そう... どうやら怪しいポケモンではなさそうだけど... その様子だと記憶喪失なのかな? 他には何か覚えてないの?」

ライランはそう質問されたが
何も思い出せなかった

アマナ「それじゃあさ!ワタシと一緒に来ない?」

唐突な言葉に
ライランはしばらく首を傾げてたが、行く当てがなかった為

ライラン「あぁ!いいぜ! これからよろしくな、アマナ!」

アマナ「うん、よろしく♪」

アマナ「そんじゃ、そうと決まれば!
早速出発しましょ♪」

ライラン「えっ、いきなり(汗 」

アマナはそう言うと地図を広げた!
その地図は一言で言えば、何処と無く残念な作りのものだった!
北に広大に広がる大陸が有り、西にはイーブイの様な地形の大陸、 東に(=゚ω゚)ノな大陸、そして南には星型の大陸が描かれていた!

アマナ「今、私達がいるのはここ!」

そう言うと、アマナは東の大陸(=゚ω゚)ノの右目の部分を指差す

アマナ「草の大陸と呼ばれてるわ♪」

ライラン「目の中!?」

アマナ「私達が目指してるイブブブブ郷(水の大陸はここよ♪」

アマナは西のイブブブブ郷と呼ばれる大陸を指差す

ライラン「イブブブブ郷って何だよww」

アマナ「でね、イブブブブ郷にはこのルートで行かなきゃ行けないの」

アマナはそう言うと、尻尾から赤ペンを取り出し、草の大陸、北にある大陸、そしてイブブブブ郷への道のりを描く

ライラン「ルート長くないか(汗 」

アマナ「まぁ、長いと言えば長いねw」

ライラン((大丈夫なのか、この旅))

ライランは少し不安になる

アマナ「最初は、はじめの村へ向かうよ♪さぁ、出発!」

ライラン「あ、あぁ(汗 」

そう言うと
ライラン達は
はじめの村へと向かうのでした!


このお話しは、
この先起こる戦いの第一章である......

シンラ ( 2020/04/29(水) 03:03 )