三日月博士の研究所
星夜達三人は、スターショップを出て、三日月博士について行った
「ここが私の自慢の研究所!」
三日月博士は言った
研究所は、白の壁に茶色いドアといった、普通の家みたいだ
中に入ると、玄関や、下駄箱がある
三日月博士に案内された部屋に入ると、研究室だった
「わぁ、すごい!」
「星夜君は、こういうのに興味あるの?」
三日月博士は聞いた
「はい、ポケモンのことをもっと知るための研究、すごい憧れます!」
(ぎんに聞けば大体のことはわかるから、あんまり必要ないけどな)
「そっか、じゃあ将来はポケモン博士ね!」
「でも難しそうだし、オレは、研究するよりも体験して学ぶ派だし、向かないと思います。オレ、将来はポケモントレーナーの頂点を目指すつもりだし…」
「そっか、残念だけど、そういう目的があるのは良いことよ、頑張ってね」
「ありがとうございます!」
星夜は、本日何回目かの、あの笑顔を浮かべた
ちなみに、星夜の将来の夢は、トレーナーの頂点じゃない
まだ決まってない
14歳ではっきりとした将来の夢がある人は少ないだろう
二人は博士の説明を聞いたり、長話に付き合ったりしながら、仲良くなっていった
「あの、あれは何ですか?」
星夜は、部屋の隅に置いてある物を指差した
「あれは、ポケモンのタマゴよ、何が生まれるかわからなくて、調べてるんだけど…、なかなか生まれてこなくて…。そうだ、良かったら二人で育ててみない?」
「ポケモンのタマゴを!?」
「ええ、生まれたポケモンを見せてくれれば、あなた達の旅の仲間にしても良いわよ?」
「ポケモンのタマゴだって、セイ!どうする?」
「良いの!?博士!?」
星夜が聞いた
どうやら、タマゴには本当に興味があるみたいだ
「もちろん、育ててくれる人がいて良かった!」
二人はタマゴを受け取った
「私はスカイがいるから、セイが育てなよ」
「良いの!?やった!」
星夜の仲間に『タマゴ』が加わった