星夜の本性
「オレ達は『チーム☆PEACE☆』だ。オマエ達の情報くらい、簡単にわかる」
「母さん、オレ達であいつを止めるから、先に行って」
「でも…」
「大丈夫だよ、母さん。知ってるでしょ?オレ達の強さ」
「……わかった。あそこで待ってるわ」
「了解、任せておいて」
「気を付けてね」
「母さんこそ」
星夜の母さんはこの場を離れた
「良いのかな?ママが行っちゃったよ?」
チーム☆PEACE☆のやつが星夜をからかう
知ってる人は、周りにいない
「余裕こいてられるのは今のうちだ」
さっきまでの声が嘘だったように、星夜の声が低く、威圧的になった
「オマエらの目的はなんだ」
チーム☆PEACE☆のやつは急に感じた星夜の殺気に恐怖を感じた
「山のポケモン達か?」
チーム☆PEACE☆のやつは我に返って答えた
「そうだ」
「ここはオレ達の大切な場所だ。オマエらがいると汚れんだよ」
「行くぞ、ぎん」
星夜はぎんをボールから出した
「ぎん、本気で良いぜ」
ぎんはうなづいた
(もちろん、この島を汚す人間に、手加減なんてしないわよ)
ぎんは今にも飛びかかりそうな勢いだ
チーム☆PEACE☆のやつもポケモンを繰り出した
「行け、ドール!」
繰り出したポケモンは、ネンドールだ
「ネンドールか、ならシャワーズ!」
星夜の言葉で、ぎんの体が輝き始めた
そして、シャワーズに進化した
「『ハイドロポンプ』だ!」
星夜が言い終わる前に、勝負はついていた
「なっ…バカな、シャワーズにこんなスピードが出せるのか!?」
「オレ達に常識は通用しない」
「さあ、指導者はどこだ?」