幻燈の夢
夏の日の帰り道
 わたがし雲の浮く空を
 きみはぼんやり見上げてた

 買ったばかりのソーダバー
 早くしないととけちゃうよ
 きみはひとこと「ぬー」とだけ

 さあ 帰ろうか 帰ろうか
 陽炎ゆれるこの道を

 きみの湿ったあしあとは
 夏の日差しに消えてった

■筆者メッセージ
百文字で書くという試みがあったときの作品。
ヌオーとぼんやり海を眺めたいです。
小樽ミオ ( 2013/05/15(水) 19:11 )