神隠しの森
神隠しの森…
それは、この森の別名…どうしてこの森そう言われているのは此処に行った多くの者は迷い、そして最悪の場合は二度と帰ってこれない者もいると言われているからだ…。
先ほどまでココア達は、此処に行ったのだからココアが消えてしまったのはこの森で間違いないであろう…。
そんなことで、バニラ達はこの神隠しの森にやって来たのであった…。
「どこもかしこも、おなじ景色これじゃ迷うのも分かるな…。」
ミントは、ため息混じりに呟いた。そしてこう続けた。
「此処ってさ、前からこんな森だったのバニラ…?」 その質問に対しバニラの答えは…。
「う〜ん…僕も近くに住んでいたし、何回か大きい子と遊びに来たことはあるけど、前に来た時とはなんか雰囲気違うな〜。」
バニラは当たり見回しこう言った…
「一体どんな感じに?」
ミントは嫌な予感がした。
「なんかね…ダンジョン化が進んでるみたいな、そんな感じかな?」
―やっぱり、予感的中だ…
ミントは、心の中でそう思った。
彼は、弱虫であると同時に相当な心配性なのだ…。
しかし怖いのは、ミントだけではなかった…。
「はぁ…。ダンジョン化か…。ちょっと怖いな…。」 バニラも少し、怖かったのだ…。
証拠に彼は、少し汗をかいていた。詰まり冷や汗である。
「もしかすると、バニラも怖いの?」
ミントは冷や汗に気づいていた。
「だ…だだ…大丈夫だよ、二人だから何とかなるってー!!ねっ?」
バニラは明らかに動揺していた。
「…てゆうか、あわて過ぎだよ!そんなに大きい声出すとダンジョンポケモンに見つかるよ!!」
そんなとき!!
「こらー!!俺達の縄張りに何しに来た!!」
突然、声が響いた聞く限り大人数のようだ。
「「うわぁー!!で…でで出たー!!」」
二人は驚いて大きな声を出してしまった!!
一体、声の正体とは?そして、ココアの行方は一体?
次回に続く。