チームにならない?
ポッチャマは、バニラの問い…そう自分が探検隊を辞めた理由を語り出した。
「それは…、僕が僕に自信がないから…弱虫だから…だから自分からみんなに迷惑がかからないよう自ら抜け出した。みんなにもそう言われていたし…。」
ポッチャマは、そう言って少しうつむいた。
「ごめん…ちょっと嫌な思いさせて…。それにしてもひどいね、自分のチームメイトを馬鹿にするなんて」
バニラは、ポッチャマに悪いことを聞いてしまったと少し反省した。そして、それと同時にポッチャマを馬鹿にした奴が許せなかった。
そして、二人の間に少しの沈黙が続いた。
ポッチャマは、顔をあげこういった。
「でも今は、大丈夫だよ。少し強くなったし…。そう言えば、君?なんか忘れてない?」
「えっ?」
そう、バニラはポッチャマの話を聞いててすっかり自分の話をするのを忘れていたのだ!?
「探検隊のチーム作りたいんでしょ?こんな弱虫な僕で良ければ、君とチームになって良いよ。」
ポッチャマは照れながら答えた。どうやら、自分から抜け出して来たもののやっぱり1人は大変だったらしい…。
「えっ…本当に、うれしいー!!」
バニラはポッチャマにうれしさのあまりに抱きついてしまった。
「うわ!!いきなり何すんの!!」
ポッチャマは困っていたが少し嬉しそうだった。
「そう言えば、名前聞いてなかった名前は?僕はピカチュウのバニラ!!」
バニラは自己紹介をした。
「僕は、ミント。みてのとおりポッチャマだよ。」
ポッチャマのミントは、バニラに向かって自己紹介をした。
「これからは二人で頑張って行こうね。」
「うん。でも、僕大丈夫かな?」
「大丈夫!!君がなんかあったら僕が何とかするから」
これで、バニラはミントとチームを結成することになったのだった。
「たっ大変だ〜」
見たことがあるニンフィアが走って来た。
「僕の妹のココアが神隠しにあって消えちゃったんだよ〜!!これって絶対誰かの仕業だよ〜!!」
「「なんだって!!」」
早速、最初の依頼を受けたバニラとミント!!ココアは一体どこに消えたのか?
次回に続く。