出会い
-プクリンのギルド前-
「うーん」
一匹のアチャモ、ティルナがギルドの前をうろうろしていた。
「いや、今日は宝物も持ってきたんだから大丈夫!」
そう言い聞かせる用にいうと、ギルドの前にはってある網の上に立った。
「ポケモン発見!ポケモン発見!」
「誰の足形?誰の足形?」
「うわあ!?」
ティルナは突然聞こえた声に驚き、網から降りてしまった。
「はあ。やっぱりだめか。宝物も持ってきたのに、やっぱり私臆病だなぁ。」
そう言いながらティルナは階段を降りていった。そして、
ギルドの横にある置物の影から2つの影が現れた。
一匹は蝙蝠のようなポケモン、ズバット。もう一匹は紫色のボールのような体
から常にガスを噴き出しているポケモン、ドガース。
「おいバリー、今のみたかよ?」とズバット。どうやらドガースはバリーという名らしい。
「ああ、勿論だぜウィルク。」とドガース。ズバットはウィルクというらしい。
「あいつなんか持ってたよな。狙ってみるか?」
「そうだな。お宝かもしれねえ。」
そして二匹はあとを追いかけていった。
-海岸-
クラブ達か泡を吹き、それを夕日が照らすことによって美しい光景になっていた。
「わあ!やっぱりきれいだなあ」
ティルナはその景色を眺めた。そしてふと岩場の方を向くと、
「!誰か倒れてる!?」
駆け寄って助け起こすとそのピカチュウ
は目を覚ました。
この出会いが今後二人の運命を大きく左右することになる...