Chapter3
シャイト、時の歯車を知る。
「悪いポケモンか……。……そういえば、前にペラップが言ってたな……。悪いポケモンが増えたのは時が狂いはじめた影響だとか。」
「……うん。世界各地で少しずつだけど時が狂いはじめてるんだよ。なぜ狂いはじめてるのかはわからないんだけど、皆が言うには、時の歯車が何かしら影響してるんじゃないかとも言われてるよ。」
「時の……歯車?」

シャイトはシオンに問いかけた。

「うん。時の歯車は、世界の隠された場所。例えば、森の中とか湖や鍾乳洞、そして火山の中といったように色々な場所にあって、その中央にあるのが、時の歯車と呼ばれているんだよ。この時の歯車がそこにあることで、それぞれの地域の時間が守られていると言われてるんだよ。」
「時の歯車を取っちゃったらどうなるの?」

今度はシオンが少し唸った。

「私もわからないけど、多分その地域の時間が止まってしまうんじゃないかな。だから、皆絶対触らないようにしてるんだよ。とにかく大変なことになっちゃうと思うから、皆怖がって、時の歯車だけは触ろうとはしない。例え、どんなに悪いポケモンでもね。」
「そうなんだ……。」



一方、どこかのジャングルにうごめく影がいた。影の先には、光り輝く時の歯車と呼ばれるものがあった。

「初めて見たが……、これが、そうなのか……。」

影は目を光らせた。

「ついに見つけたぞ!時の歯車を!!まずは一つ目!」

そして、風のごとく時の歯車を奪っていったのだった……。
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■筆者メッセージ
やっと兄貴が出てきた。
メグレス ( 2015/05/24(日) 02:37 )