Chapter3
二匹、懲らしめる。
「レノールさん頑張れ!コイツなんか、けちょんけちょんにしてやって!」

ルリリは思い切り叫んだ。可愛い子がこんなこと言ったら驚くだろう。だが、二匹は怒りに満ちた表情をして周りがよく見えなかった。

「将来有望かもしれない探検隊に"弱そう"なんて、いい度胸してるじゃないか。」

シャイトの頬の電気袋が小さく放電している。

「確実に有望だけどね!」

シオンはバクスイ玉を掲げた。果たして、効果は……。

「じゃかじゃんっ!」
「?」

ありませんでした。

「嘘ぉ!?」
「言わんこっちゃない……。」

シオンは目が飛び出るくらい驚いてる隣でシャイトはヤレヤレとため息をついた。
空気を読んでか、スリープは待っていてくれたが、すぐに攻撃にうつった。

「ねんりき!」
「うぎゃあ!…あ。」

もろにくらったシオンは、いらない特性『逃げ足』が発動した。シャイトは無言でシオンにオレンの実を投げつけた。

「そろそろコレを使うか。」

シャイトは、トレジャーバッグから惑わしの種を出した。そして、「そぉい!」という何とも言えないやる気のない声を出して、種をスリープに投げつけた。

「うぉっ!?」

スリープは驚きのあまり口を開けてしまった。種は見事に口の中にシュートされる。
シャイトの誘導性が凄まじい。

「一気にたたみこむよ!」
「うん!」

二匹は効果が続いているうちにスリープをボコボコにした。



なんとかスリープを倒した。ちょっとやりすぎて失神している。二匹は、ルリリの近くに行った。

「大丈夫?ケガとかしてない?」
「はい。大丈夫です。」
「よかった〜!ホッとしたよ!お兄ちゃんが待ってるよ。さあ、帰ろう!」
「はい!」

こうして、二匹は初めてのお尋ね者を倒し、見事ルリリを救った。

「あ、スリープどうしよう。」
「あれ、トレジャーバッグに縄がある。」

シオンはトレジャーバッグから縄を出した。シャイトはその縄を使ってスリープをグルグル巻きにする。

「ギルドまで連行しようか。」
「うん。」

そして、二匹とルリリはトゲトゲ山を下っていった。

■筆者メッセージ
なん〇も鑑定団?ナニソレ美味しいの?
メグレス ( 2015/05/02(土) 01:28 )