Chapter3
シャイト、また眩む。
二匹がギルドに向かう途中、

「あっ!あれは?」

シオンの目の先には、マリルとルリリ、それとスリープがいた。

「わーい!」

ルリリが嬉しそうにピョンピョン跳ねている。

「ありがとうございます!」
「いやいや。おやすいごようですよ。」

スリープはグッジョブのハンドサインをした。

「どうしたの?」

シオンは話に割り込んだが、シャイトはマイペースに歩いてきた。マリル達はシオンの方を向いた。

「あっ!さっきの!」
「ボク達、前に大切な物を落としちゃって……。それで、ずっと探してたんですが、なかなか見つからなくて……。でも……、でも!そしたら、このスリープさんが、その落とし物なら、どこかで見たことがあるかもしれないって!」

マリルとルリリは目をキラキラさせて言い、

マリル「それで、一緒に探してくれるって言うんです。ボク達、もう嬉しくって!」

ピョンピョンと飛び跳ねた。

「そっかぁ!それは良かったね!」
「ありがとう!スリープさん!」
「いやいや。キミ達みたいな幼い子が、困ってるのを見たらほっとけないですよ。」

スリープは笑顔で言った。気持ち悪いとかは言わない約束。

「早く探しにいきましょう!」

「うん!」とマリルとルリリは頷くと、スリープについて行った。途中、スリープは、シャイトにぶつかった。

「ぐはぁっ!」

シャイトは大袈裟な声を出した。

「おっと。これは失礼。」

スリープは、そう言うとマリル達と共に去っていった。

「(うっ……。こ、これは……。もしかして……念力……!?)」

シャイトは、また視界が眩み、右手で頭を押さえた。中二病?いいえ。

「スリープって親切なポケモンだよね。感心しちゃうなぁ……。世の中、悪いポケモンが増えてるっていうのに……、なかなか出来ないよね。」

シオンは、「うんうん。」と頷いた。シャイトは、少しフラフラし始めた。

「(念力じゃ……ない……!ま……まただ…………また……あのめまいだ……!)

また視界が暗くなった。しかし、違うのは今度は声と映像が流れたのだ。映像は、暗褐色をしていた。

『言うことを聞かないと……、痛い目にあわせるぞっ!』
『た……、助けてっ!!』

そこで終わると、視界が戻った。シャイトは、目を見開き、冷や汗をかいた。

「(い……いまのはっ!?)」

■筆者メッセージ
地の文暴走してごめんなさい。
メグレス ( 2015/05/02(土) 01:08 )