ギルドと仲間
三人称視点
エンとエルゼはギルドに向け、走っていた。どうやら、門限があるらしくすっかり忘れていたらしい。
エルゼ「急いで!リーダーに怒られちゃう!」
エン「ゆっくり行こうよ〜。」
エルゼ「だから門限があるんだってば!」
エン「じゃあ、『電光石火』使おうよ〜。」
ピタリと止まり、錆び付いたロボットよろしくゆっくりと首をエンの方へ向けるエルゼ。その顔にはその手があったかの文字が
エルゼ「行くよ!」
二人は『電光石火』を使い大地を疾走する。
エルゼ「あ、見えてきた!あの洞窟だよ!」
岩をくり貫いてそのままギルドにしたようだ。転がっていきそうで少し恐怖を覚える。
エルゼ「此処がギルドだよ!えっと、合言葉は『想いを胸に光を救いに』!」
「入れば?」
えらく不機嫌そうな声と共に扉が開いた。二人はそこに入っていった。
「ようこそ♪ギルドへ♪私はエーフィのリアよ♪(棒読み」
完全に棒読みをしているエーフィが、出迎えてくれた。エンの目は輝いている。
エン「本物のエーフィだ〜!可愛い!」
エーフィ「な?!そ、そんなこと言われても嬉しくは、ありませんから!」
顔を真っ赤にして照れ隠しをしているエーフィの頭をエンは撫でている。
リア「と、兎に角!リーダー含むメンバーの紹介の後、ギルド登録します!そのつもりで来たのでしょう?そこのマグアラシは。後、エルゼ、門限ギリギリに帰って来てはいけませんよ。
エルゼ「り、了解です!」
数十分後
「よっす!おれはブラッキーのラキだ!こんな口調だけど一応女宜しくな♪」
「私はグレイシアのレシアですわ。以後よしなに。」
「やっほー♪ボクはシャワーズのシャンだよ!一応雌だからね〜♪襲っちゃ駄目だぞ♪」
「リーダーのブースターのブーストだ。俺は雄だからな安心しろ。」
それぞれイーブイの進化系だ。所謂ブイズだ。
エン「えっと、僕はマグアラシのエン!宜しくね♪」
ブースト「うん。エルゼから、大体の事情は聞いた。お前は人を守る覚悟があるか?」
エン「いつだって全力全開だよ!」
ブースト「ふっ。では、新たなギルド員エン!これから、宜しくな。」
こうして、エンのギルド生活は始まったのであった。