第九十話 激動の幻の大地 1
--古代の遺跡--
「食らうがよいわ!!!」
戦闘から動いたのはジェットだった。ジェットは口から水タイプとは似つかわしくない炎を打ち出した。この炎は“めざめるパワー”でありジェットのタイプは炎タイプだったのだ。これが水タイプのジェットが炎技を発することができる所以である。
めざめるパワーの炎はヒードランメカをあっという間に飲み込もうとせんばかりに迫っていく。
「はははははっ!!来るがよい!!」
攻撃が迫っているにも関わらずメガヤンマは全く動こうとしない。結果、炎はメカをあっという間に飲み込んだ。ジェットは攻撃が決まったにも関わらず余裕の笑みをくずさなかった。このメカは実際のヒードランとほぼ同じ特性、タイプ性能を持ち合わせていたために炎技をもろともしなかったのだ。
「ッ!!ハイドロポンプ!!」
攻撃の気配を察したのかジェットはとっさにハイドロポンプを放った。いまだに炎を纏っているメカから勢いよく業火が発せられハイドロポンプとぶつかり合う。
「……見えんな」
二つの技がぶつかり合いあたりは水蒸気におおわれた。その水蒸気はジェットやメガヤンマの視界を軽く奪えるような勢いで発せられたのだ。ジェットは冷静に”身代わり”を出していた。そこには二体のサメハダーが出現していたのだ。
「ふふふふ、そんな小細工なんぞ私には通用せんぞ。そ〜れポチっとな」
メガヤンマはメカのスイッチを押す。スイッチが押されるとメカの目の部分が不気味な緑色の光を発し、それは水蒸気でさえも見通すような嫌な雰囲気がジェットにも伝わってきた。
本体と思われるジェットが身代わりと思われるジェットに突っ込むように指示した。迎え撃つメガヤンマはというと……
「無駄だぁっ!!そぉら!!」
ヒードランメカは口からミサイルを発した。しかしそのミサイルは突っ込んでいるジェットが狙いではなかった。
狙いは身代わりを打ち出した本体らしきジェットだった。虚をつかれたようにそのままミサイルを被弾し、そのまま爆発を生じとメガヤンマは勝ちを確信したように口元を釣り上げた。
「ガハハハハ!!甘いな!!」
「っ!!!」
身代わりと思われたジェットがメカの目の前で高笑いを浮かべていた。先程まで勝ち誇った様子のメガヤンマも思わず驚きを隠せない様子である。ジェット(?)はハイドロポンプをメカに向けて勢いよく放った。
「何ぃ!?」
「はっはっはっは!!考えはよかったがそんな水道水みたいな水圧じゃこのメカは壊せんぞ!!」
ジェットの作戦、あえて本体を突っ込ませ身代わりを後ろに置いていた。狙いはメガヤンマの裏の裏をかいて身代わりに突っ込ませるという先入観を利用したものだった。作戦自体は成功したがメカとのサイズが著しく大した効果は得られなかったのだ。メガヤンマは馬鹿にした笑いを大げさに見せつける。
ガサガサ--
「ん?何だ、鼠でも入ったのか……。まぁいい、それどころじゃないからな」
「フン!!お前なんぞその鼠以下の害虫もどきじゃないのか?」
メカの体内で何かが這い回るような音が聞こえてきたがメガヤンマは特に気に止めることもなく聞き流した。ジェットはそのことを聞き逃さなかった。何かがある。そう踏んでいたのだ。メガヤンマはその態度が気に入らずに苛立ちを表す。
「くっ!!この思いあがった傲慢無礼なフカヒレ野郎が!!今度こそ私の科学の力を思い知るがいい!!」
メカは前足でジェットをまるで手のようにつかみ、壁に思い切りたたきつけた。壁に叩きつけられたジェットはぐおぉっ!と苦しそうな声を漏らす。
「クククク、ちょっとはできるようだがやはり私の力には勝てないようだな。あの蜥蜴達四人は使いこなせなかったようだが……」
「私の力ってなんだ?そのくだらねぇおもちゃを振り回して、遊ぶ精神年齢幼児以下のお前のことか?(奴め……もしや)」
「減らず口だけは達者な奴め!!こうなったら……」
ジェットの態度にまたも激昂するメガヤンマはジェットを握っているメカの右手を動かすレバーに手をかけた。これは握る力を強める行為と同等のものである。しかしメガヤンマはとたんにレバーから手を話した。
「な、なんだ!?」
メカのモニターを見ると“異常発生”と同等の意味をもつメッセージがのせられていた。それを表すようにメカのランプが真っ赤に点灯し、警報に似た音が発せられた。
--メカの体内--
「…ロー様……あついでふ……」
「う、うるさい……そんなこというと余計にあつく……な…」
「よ、酔った……うっ……」
メカの中は大量の機械を動かしておりかなりの熱を発せられていた。熱いのが大嫌いなこのワニノコのクロー、フシギダネのシード、ナエトルのシノは未来世界から脱出するためにメカに乗り込んだのはいいが内部で迷ったためにこの尋常じゃないあつさと動き回っているメカのために一人酔っているのまでいる始末。
「と、とにかく早くこの中からでるぞ……」
「お、おぅ……」
「…………」
最早意識が飛びそうなこの三人、クロー達はふらふらな足取りで足をすすめた。だがそれも長くは続かずに--
「うがあああああああああああああぁっ!!もう我慢ならん!!アクアテール!!」
「ク、クロー様!?」
「何を!?」
暑さのあまり判断力を失い、血迷ったのかクローは機械に向けて攻撃を発したのだ。これには部下の2人も驚きを隠せないがクローは構わず水を纏った尻尾を機械にたたきつけた!
ガシャン!!
アクアテールを浴びた機械はそのまま音を立てて動きを停止させた。それと呼応するように他の機械も次第に停止していった。暑さを発していた原因を止めれたことにクローは満足そうな笑みをうかべるも--
前述したメガヤンマのあの警報音がクロー達の耳にも入ってきたのだ。機械を壊した張本人のクローは少ない汗を飛ばして辺りをきょろきょろする。
「ク、クロー様!!あれ!!」
「逃げましょ--」
シードとシノが叫ぶもその声も次第に聞こえなくなっていった。上から掃除機のような何かが現れクロー達を吸い込もうと勢いよく吸引していったのだ。クロー達三人はその勢いに耐えるべく踏ん張ろうとするも、吸引力が徐々に大きくなり--
『うわああああああああああああああああああぁっ!!』
彼らを吸い込んでいった--
--時限の塔入口--
「行け、ヤミラミ達よ」
ヤミラミ達は両手の爪に邪悪な気を宿し、シャドークローでジュプトルに攻撃してきた。
「ちぃっ、邪魔だ!!」
ジュプトルは守るで攻撃を防ぎ、怯んだヤミラミ達に腕の葉を用いて水平切りを浴びせた。水平切りの性質上真正面から突っ込んだヤミラミの全員が攻撃を食らいそのまま飛ばされる。ヤミラミ達は驚くほどあっけなく倒れていった。
「そんなにヤミラミだけに集中していいのか?」
「っく!!!」
背後には既にヨノワールが迫っており、炎のパンチの準備をしていた。気配に気づいたジュプトルはとっさに守るで攻撃を防いだ。一度でも別の技を出すと守るは確実に成功するのだ。
「ふふふふ、やはり簡単にはいかないな。だが遊びは終わりだ」
ヨノワールは指をパチンと鳴らすと辺りが正方形の部屋に包まれた。だがジュプトルの体に特に異変や違和感は感じられないにも関わらずわずかだが眉を曇らせる。
「小手調べだ」
ヨノワールはスッと地面に姿を消した。ジュプトルには技が来ると知り、電光石火で攻撃をかわしに入った。しかしヨノワールの攻撃が一歩早く電光石火の前にヨノワールがジュプトルの目の前に現れる。
「ぐっ!!!」
ヨノワールの影打ちが決まりジュプトルはまともに攻撃を食らった。電光石火と影打ちは似たような性質をもつ技しかしその技も素早さの低いヨノワールが先になぜ決まったのか。ジュプトルにはその答えが容易に出された。
「トリックルームか……。お前らしい技を見つけたじゃないか」
トリックルーム、素早さが低い者ほど素早く行動できる特殊な技である。素早さの低いヨノワールには相性のいいこの技、ましてや相手が素早さの高いジュプトルならなおさらだ。
「だがな、俺もお前のこと何も考えてないわけじゃないぜ?」
「何?」
ジュプトルの浮かべた余裕の笑み。それがヨノワールにはどうにも解せなかった。しかし構わずにジュプトルは続ける。
「素早さが低い……。じゃあオレも……」
「なっ!!」
ジュプトルの体が、アイアンテールを使ったかのごとく鋼鉄化していたのだ。かつてリーフと戦った際に彼女が使った技と同じものを体得していたのだ。
「ほほぉ、だがその体にはこれが致命的じゃないのか」
ヨノワールの言う”これ”とは炎技の炎のパンチだ。今のジュプトルは鋼鉄化している為に草・鋼タイプとなっており炎技は致命的。
「そんなもの被弾しなければいいだけだ!!」
「なにぃっ!?」
ヨノワールのトリックルーム下で放った炎のパンチも鋼鉄化したジュプトルに簡単に避けられた。これには想定の範囲外らしくいつになく声を荒らげる。この鋼鉄化はリーフが使用したものと同じく素早さが著しく低下するもの。即ちトリックルーム下では素早さが飛躍的に上昇するものだ。
「流石だジュプトル、お前が私と意見が折り合わなかったことは今になっても残念に思うぞ」
「当たり前だ!!お前はあの暗黒世界を見てなんとも思わないのか!!」
「あぁ、確かに変えたいよ。だがな……」
一瞬だがヨノワールの普段めったに変わらない表情が物悲しそうな顔つきへと変わった。そしてヨノワールは続ける。
「歴史を変えれば………
私達未来の者は存在しないということなのだぞ」
--時限の塔頂上--
「ここが……時限の塔の頂上か……」
俊足の種を食し、一気に戦闘をすっとばすように、頂上まで駆け上がったリーファイの五人。時限の塔上空には赤紫色の雲が渦巻いており、雷鳴が所々で轟いていた。
「うわぁっ!!」
今も落雷が等の柱に直撃し、そのまま柱をへし折っていた。ファイアはその様子を振るえたままで眺めていた。
「あっ!!あれ!!あの窪みがもしかして時の歯車をおさめるとことじゃないですか!」
ルッグが指差した通りそこには時の歯車がぴったり入るサイズの窪みが丁度五つあったのだ。ここに時の歯車をはめ込めば世界の暗黒化は免れるということを示しているも同然である。それに気がついたウォーターはファイアから時の歯車を奪い取るようにひったくる。
「よしっ!!じゃあ一刻も早く……」
ウォーターは時の歯車をはめ込むぞと意気揚々として先に進んだ矢先先ほどの暗雲からの落雷に被弾してしまい、その場をころころと転がってしまう。スパークはそんな彼を介抱しようと駆け寄る--
「っ!!?」
「何!?」
突如として辺りが暗転したと思いきや先ほど落雷があった場所に巨大なポケモンと思われる生命体が存在していた。
「ガガガッ!!キサマラ!!ココへトキノハカイヲシニキタノカ!!」
そのポケモンは真っ赤な瞳と宝石を宿しており、殺気だった様子で怒鳴るようにそう言い放った。このポケモンはディアルガ、時をつかさどる神と呼ばれるポケモンだ。
「何言ってんの?」
「恐らく、あの未来世界の時のように暗黒に染まっているから分別がつかないんだろう。時限の塔の状態とディアルガの状態とは呼応しあっているのではないのか」
スパークが言うには時限の塔の状態はディアルガの精神状態を表しているようなものであると。現に塔がひび割れている為かディアルガの状態も不安定なものとなっている。
「つまり、時の停止を止めたらディアルガも元に戻るってこと?」
「じゃあ時の歯車をおさめたらいいんだな。ちょっとディアルガそこ通してね〜」
ファイアが時の歯車の入った袋を持参しながらディアルガの真下と明るく挨拶をしながらくぐっていった。しかしそうは問屋がおろさなかった……。
「うわっ!!」
ディアルガの放たれたメタルクローはファイアを邪魔するかのごとく、(尤もディアルガにとっては完全に邪魔したのだが)ファイアに振り下ろされた。攻撃をかろうじてよけたファイアは慌ててリーフ達のもとに逃げるように戻っていく。
「いやいや、そう簡単に通してくれる雰囲気じゃないでしょ……」
「やっぱ戦わなきゃだめかな……」
あきれ果てた様子でルッグが腰に手を当ててやれやれとぼやく。しかし事は今までと違いそう穏やかな状態ではなかった。
「仕方ない。ここはすぐにでもディアルガを倒して、時の歯車をおさめる!!これでいくぞ!!」
「えぇっ!!ディアルガをやるのかよ!!」
「四の五の言うな!!敵さんは待ってくれんぞ!!」
スパークの言うとおりディアルガは既に茶色の球体を口に宿しており攻撃の構えをとっていた。格闘タイプの攻撃”はどうだん”だ。
「こんなものっ!!」
ルッグは持っていた棒を野球のバットの要領で”はどうだん”をうち返そうとスイングした。--
メリッ
「ッ!!?」
「ルッグさん!?」
はどうだんはルッグの振るった棒をいとも簡単にへし折り、そのままルッグに直撃。被弾したルッグはそのままはどうだんと共に柱に勢いよくたたきつけられた。ルッグの体はそのまま柱にめり込む。
「こんの!!冷凍ビーム!!」
半ば怒り任せにウォーターは冷凍ビームをディアルガに向けて発射する。しかしディアルガもそれを確認したのかりゅうのはどうで、いともたやすく冷凍ビームを相殺する。
--やっぱり力押しじゃ勝てない!まともな攻撃技ではダメージが通らないと気付きリーフは首の種からそれより小さな種をディアルガに向けていくつか飛ばした。種がディアルガに届くといきなり体中に小さな蔓がまとわりついてきたのだ。草タイプが得意とする宿り木の種である。
「きゃっ……」
宿り木の種を決めるためにディアルガに接近していたリーフはメタルクローをよけきれずにまともに受け、そのままルッグとは違う方向に吹っ飛ばされる。
「ちっ……。ならば私も!!」
「親父!?」
「父さん!?」
スパークもリーフの考えが汲み取ったのかごそごそとカバンの中をあさり始めた。息子2人も考えが読めたのか道具を使うのだろうと察する。
「よしっ!!」
『よしっ!!じゃねええええぇっ!!』
スパークが取り出したもの……。それはあろうことかこの場面では絶対にありえないもの、酒である。これには2人も”考えがわかっていても”突っ込みもいつも以上に激しくせざるを得ない。”考えがわかっていても”である。だがスパークはそんな激闘なんぞもろともせずにビンの蓋をあけ勢いよく酒をぐびぐびと飲み始めたのだ。
「今度は僕が!それっ!!」
ファイアの口から真っ黒な煙がディアルガの周囲に散乱された。煙はディアルガの視界を防ぐようにまとわりついていった。これは煙幕である。搦(から)め手を多めに用いることでディアルガの気をそらしていく考えである。
--やっべ!!オレだけ補助技がねぇ!!ここで一人自責の念にとらわれているポケモンがいた。唯一ウォーターのみがこの面子のなかで攻撃技しか所持していなかったのだ。考えが読めた彼は今更しても仕方がないと分かっていても後悔せざるをえなかった。
「こんにゃろっ!!」
やけっぱちになったウォーターはいまだ煙幕に包まれているディアルガのもとに突っ込んでいった。しかし--
「あ……あぁ……」
煙幕越しに発せられたディアルガの“威圧感”に完全に飲み込まれたウォーターは目の前で愕然と立ちすくしてしまった。至近距離では姿を確認できたのかディアルガは“ドラゴンクロー”を構え勢いよく右足を振り下ろす。
--かと思われたが攻撃の構えととっていたディアルガの体が前触れなく崩れていった。バランスを崩したディアルガは体制を立て直すこともできずにそのまま地面へと崩れていった。ディアルガの足元にははどうだんを食らい倒れていた筈のズルズキンが腹に傷を残した姿があったのだ。
「ったく、いつになってもあんたは成長しないね」
やはりあきれ果てた様子でルッグはウォーターに冷たい視線を投げかけた。先ほどのディアルガの転倒の原因は”けたぐり”と呼ばれる格闘タイプの技。相手の重さが上がるほど威力が上がるこの技はディアルガにはかなりこたえるようだ。いくら伝説のポケモンとて高威力のタイプ一致弱点技は流石にこたえたのかディアルガは悶絶とはいかなくとも辛そうな顔つきへと変わっていった。
「おい、さっきまで倒れてたんじゃねぇのか」
「後で説明する!!煙幕が晴れるぞ!!」
ウォーターに対しては全く敬語を使わなくなったルッグに突っ込みを入れようとしたウォーターだが、正直それどころではない。
「2人共伏せろ!!”水浸し!!”」
背後からの声に2人とも反射的に身を伏せた。その真上すれすれのところから大量の水の塊がディアルガに向けてとんできたのだ。その水を飛ばした先を見るとそこにはビンを片手に技を放ったスパークの姿があったのだ。
「そういえばスパークさん、水浸しなんて技使ってましたね……」
水の塊の正体は水浸しと呼ばれる技。しかもスパークがなぜか酒を飲んだ時にさえも使えることができる。水浸しはディアルガに直撃はするが、ディアルガは全く顔つきを変えることなく。攻撃を加えようと構える。
「何!!?」
「もしかして……」
「やべぇ……」
「……ちっ」
「…………」
ディアルガの胸の金剛玉と呼ばれる宝石が唐突に輝きだした。それを確認した五人は詳細こそは把握できなかったが、強力な大技が飛び出してくることは目に見えた。攻撃を受け柱にもたれかかっているリーフは直感で--まともに受けてはまずい--と体に告げ、自然と防御の体制をとっていた。
「みんな!!わたしの後ろに!!」
リーフが叫ぶと四人は彼女の後ろに隠れるように入っていった。それを確認したリーフは光の壁と守るを連続で出し、メンバーを守るように囲っていった。しかしチコリータの体格のために光の壁も守るのスペースも限界となっていった。
「うわっ!!」
そんなさながらぎゅうぎゅう詰めのバリアの中からウォーターがはじかれてしまった。しかし他の面子も切羽詰まっている為に気付いている様子はない。
「く、来るぞ!!」
ディアルガは上空から大量の隕石”流星群”を放ったのだ。流星群はルッグをはじめとして何度も見たことがあるのだが、伝説のポケモンが使うと威力は桁が違う。お仕置きに使われるザンドのそれとは比べ物にならなかったのが見て取れた。
「リーフ!!絶対に耐えろ!!死ぬ気でたえろよぉっ!!」
背後にいたスパークはそう気合を入れていた。そして流星群が守ると光の壁のバリア………そして
無防備なウォーターのもとに容赦なく降り注がれた。