ポケモン不思議のダンジョン 葉炎の物語 〜深緑の葉と業火の炎〜 - 特別章
特別依頼 クリスマスのミッション 後編
※ 注意 (ちゅうに) ※

・この話はアップ速度上げろハゲのご要望にお答えして1時間で作りました。色々お察しください。

・葉炎.及び救助隊の本編とは今回全く関係ございません。

・特別編の前編からの続きです(当たり前やが)

















~~ ~~

「なになに?ピカチュウとルカリオのチームのブロマイドが欲しいだぁ?」

次にトノサンタ一行がやってきた家の子供の枕元に書かれた紙切れをトノサンタが読み上げる。イケメンのポケモンを求める辺りこの子供はメスポケモンなのだろうか、トノは不服そうに紙切れを握りつぶし、プレゼント袋をあさる。

トノが枕元に置いた一枚のブロマイド。ちゃんと指定されたモノかと不安なリーフはそのブロマイドを手にとる。そのブロマイドにのっているポケモンは--









「--って、何でニョロトノ×2のブロマイドになってのる!?」






「何をいっておるんじゃ!!こんなイケメンのブロマイド、皆が欲しがるじゃろう!?この泣く子も黙る色男、カエル屋敷領主のこのわしの--」

ナルシストかよ。



「"リーフストーム"」
「あばばばばばばばばばばばば」
「何が"色男"よ!あなたなんか色男どころか"ケロ男"じゃない!!」








~~ ~~


こうして問題しかないこのコンビはなんやかんやでプレゼント配りを続けていった。そして特別依頼も8割方終えたところに--



「ちょっとすいません」
「なんじゃ?」

プレゼント配り一行は。いかにも保安官ですと言わんばかりの格好をしているポッチャマとゴウカザルに止められる。

「最近、この辺で怪しい奴がウロウロしているとのことで通報があったのですが……」
(どーみてもわたし達が一番あやしいよねー……)
「怪しい奴?一体どんな奴なんじゃ?」

職質でもされるんじゃないかと危惧しているリーフを他所にニョロトノとポッチャマ保安官の会話が続く。ゴウカザルの方は何か悪いことを企んでいるような怪しい表情を見せる。

「はい、子供達--特にクリスマスを楽しみにしている体の子供達に近づいて嫌がらせをはたらいている二人組の目撃情報が後を絶ちませんでした。なのでその二人組のことについて何か知っていることはありますか?」
「いやー、わし等も見たことはないなー。今分かってる犯人達の特徴はないのか?」
「暗がりでの目撃情報なのでハッキリとは分かってませんが今のことろ一人はでかいみずいろのポケモンでもう一人は黄緑色の羽根がついたポケモンとのことです」
(なんでかなー、この後ロクでもないことが起こりそうな気がするんだよねー)

リーフの脳裏に犯人達の種族が鮮明に浮かび上がった。こんなコトを企んでいるのはこの周りではあいつ等しかいない……。一通りやり取りを終えて再びプレゼント配りにはいろうとした時に--

「おいアンタ!!アンタ、見てのとおりサンタだろ!?」
「ん!?そうじゃが?」

今まで悪巧みを企てていそうなゴウカザルがニヤニヤしながら話かけてくる。そんなゴウカザルの真意を察していないトノに対してリーフは真意を察してため息をつく。

「なぁ?俺"モテモテになる道具"が欲しいんだが持ってねーか?」
「モテモテになる……そうじゃ!!」

ニョロトノ特有のふっくらとした手をポンと音を立ててたたく。下らないことばかり考えているこの猿にはリーフもあきれ果てて見守るしかない。
トノはガサゴソとプレゼント袋から一つのCDディスクのようなアイテム--わざマシンを取り出す。

「この技マシン"メロメロ"を使えばどんなポケモンでも魅了することができるぞい!!」
「ホントか!!早速試してみるぜ!!」

早速わざマシンを装着し、"メロメロ"を覚えた。覚えたてのメロメロをリーフに向けて発した--






「くだらんことやってないでさっさと職務に戻れアホ猿!!」






が、彼らの間に割って入ったポッチャマが図らずもメロメロの身代わりとなった。ゴウカザルのメロメロを受けたポッチャマは途中から言葉を途切れさせる。彼の異変をいち早く察したのは他でもないゴウカザルだった。彼は"うぅッ"と声を詰まらせながら最悪の展開を脳裏によぎらせる。



「猿……オレはお前が好きだ」
『--!!?』


ポッチャマは目をハートにさせる。こころなしか声質も甘ったるいものになっていることに彼の相方のゴウカザルは--


「はい?」
「わからんのか!?オレはお前のことを愛していると言ったんだ!!」

どこに連れ去ろうとしているのかポッチャマはどこに隠し持っていたか分からない力で自分の何倍の体格のゴウカザルを引きずる。一体どうしてこうなったのか。ゴウカザルはトノに怒鳴り散らす。

「おいカエル!!コレは一体どういうことだ!!」
「はて……おかしいのぉ……」

能天気に使用済みのわざマシンをチェック。すると彼は大笑い。--



「ハッハッハ!!すまんのぉ!!そのわざマシンは欠陥マシンでな--







同性のポケモンにしか効果がない仕様になっておるんじゃ!!」
「な、なにいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃ!!!?」

衝撃の事実を暴露。しかしトノは全く悪びれることなく高笑い。ふざけんなと言わんばかりにトノに殴りかかろうとするもゴウカザルは相方(ポッチャマ)の執拗な引っ付きに身動きがとれない。これにはリーフも苦笑い。




「さぁ猿よ!!今から帰ってオレ達二人で愛情を育んでいこうじゃないか!」
「待て!!俺達はオス同士だろうが!!」
「愛情があれば何でもできるといつもお前が言っているだろ!!」
「いやあああああああああああああああああっぁぁぁぁぁぁッ----!!」


ポッチャマに引きずられてゴウカザルは退場。ナンパ男の悪巧みは予想だにしない結果で終焉を迎えた。

「あー、面白かったのじゃい!」
「まぁ、罰としてはよかったかな」

リーフも普段はあの猿に困っているからか今回ばかしは容認。こういうところは日頃の行いに出るものだろうか。それでも絶対に懲りないのがあの猿なのだろう。

気を取り直して一行はプレゼント配りを再開。すると通りがかった公演で子供達が集まっているところを目にした。もう外は真っ暗だ、そう重いトノ達は子供達に近づいていく。

「これこれお前たちよ、子供はもう寝る時間じゃぞ?」
「なんだおっさん?まさかサンタのつもりにでもなってんのか?」

生意気な子供の態度にトノは殴りにかかろうとするも、流石に堪える。怒りを必死で抑え込んで子供達に(彼にしては)優しく語りかける。

「そうじゃよ。わしはトノサンタじゃ。夜ふかしするような悪い子にはプレゼントはあげんぞい」
「なーにがサンタだよ。サンタなんている訳ねーだろ。なーお前ら?」

リーダー格の子供が仲間達に賛同を求めたがその様子はどこかしら悲しげに見受けられる。そんなことは気にも留めておらず怒りに拳を震わせるトノを抑えながら今度はリーフが子供達に話しかける。彼ら程の年頃の子供ならサンタを楽しみに待っているのが普通だ。一体どうしたのか--

「ねぇ君たち、一体誰がそんなこと言ってたの?」
「あー、そのカエルみたいな喋り方のワニと、弱そ〜な虫みたいな奴だったぜ?」
「--!! で、その二人はどこへ行った!?」
『それは……ワシ達のことではないのか?』

背後から聞こえてきたリーフには聞き覚えのある声。できればあいつ等ではないことを祈りながら後ろを振り向いた。しかし彼女の願いも虚しく。その声の正体は--




「ハッハッハ!!会いたかったぞリーフよ!!」
「あなたにだけは会いたくなかった……」
「前のかりはかえさせてもらうぞ糞ガエル!!」
「ぬっ!お前はあの時の!!」



リーフを睨むのはオーダイル。トノを睨むのはフライゴンだ。目撃証言からこいつら--クローとクラッシャがコトの首謀者であることはトノでもわかっただろう。

「あのさー、大体わかってるけどなんであんなことしたわけ?」
「そんなの決まってる!!騒ぎを起こしたらお前の方から勝手に探しに来てくれるからな」
「わかったわかった。勝負してあげるけど、もし負けたら土下座してもらうからね」

やる気のないリーフの態度とは対照的にクローもクラッシャもやる気満々。勢い良く襲いかかってきた。"エナジーストーム"の準備に入る。
トノは技の時間稼ぎの為に前線にたつ。"熱湯”で牽制するも2vs1では限界がくるだろう。徐々に押されていったが時間稼ぎには十分だった。

「下がっててトノさん!!」

トノを下がらせてクロー達にエナジーボールに葉の嵐を凝縮させた球体を打ち込んだ。クロー達はあっけなく沈む。

「うぇッ……逃げろおぉッ!!」

逃げ出したクラッシャの後を追うクローだが"蔓の鞭"で止められる。

「約束は守ってもらうからね。"負けたら土下座してもらう"って」
「や、やくそくぅ!?」





聞いてないぞと言わんばかり。ここぞとばかりにトノが前に出てくる。





「クローとかいったな……お前は自分の考えのためだけに、子供の夢を壊し、落胆させた……







その痛みを……! 怒りを……! 悔しさを……! アナタにも思い知っていただくぅッ!!」



「--どっかで聞いたフレーズよね……」








「土下座をするんじゃ……やれえええぇぇ--!!」







「ダメ!!それは絶対ダメだから!!クローも普通に土下座しなさい!







てゆーか、ツッコミもう疲れたんですけど……」







~~ ~~

という訳でお邪魔虫達の成敗も終えて無事に特別依頼を終えることができたトノ達。ポケモン界のクリスマスは実に幸せな空気で迎えることができたのでした。








--ただ一人をのぞいては。

『あー、しあわせ〜』
「--ナンテコッタイ」

大食いの二人に巨大ケーキを提供すると言ったばかり依頼の主はそよ風が吹いたら飛びそうな財布を持って涙目になっているのでした。


■筆者メッセージ
・挿絵付けられない
・お察しのクオリティ
・そもそも間に合っていない

慣れない二日連続更新なんて目論んだ結果がコレでした()
ノコタロウ ( 2013/12/27(金) 01:04 )