ポケモン不思議のダンジョン 葉炎の物語 〜深緑の葉と業火の炎〜 - 序章
第二話 問題の答え合わせ
ヤドキングらしい抜けた声がタイムアップを告げた。目を覚ましたリーフは終了のお知らせを聞いたとたんにヤドキングに用紙を手渡した。

「ふんふん…………まぁこの問題を全問正解できるとは思わないけど…………!!?」

途中までは余裕の表情のヤドキングだったけど、リーフの答案に目を通すとその余裕はどこへやらといったところか驚きのあまりにトサキントのように口をパクパクさせていた。そしてその答案を書いたリーフはというとそれはそれは素晴らしいドヤ顔でニコニコしてたよ。

「せ……全問正解だよ……」
「イエ〜イ!!」

ヤドキングの正解宣言からリーフはVサインを決めた。正解のフレーズを聞いたガブちゃんは”逆鱗”を止めてヤドキングのような信じられない表情を浮かべている。

「ほ、本当なのか!!?」
「勿論♪」
「マジかよ……」

あれだけ苦戦した問題がいともたやすく、それもキャリアでは自分に大きく劣る探検家に解かれたのかガブちゃんは愕然と膝をついた。でも誰も気にしなかったけどね。

「さっ、商品は何?」
「商品?まだだよ」

…………はぁ!?さっきこのヒトクイズに答えれたら渡すっていってたよね!?それがまだってどゆこと!?

「まぁクイズに正解はしたけど実はこのクイズまだ終わってないんだよね。ラストは僕の口頭での質問に答えられたら商品 で副賞がつくんだよ」

そのあと小さくその質問に間違って答えたら商品没収って小さくいったけどまるきこえです。僕はそのことを耳打ちでリーフに伝えておいたんだ。どうするんだろ?

「やる♪」
「よっし!!」

どんだけ負けず嫌いなんだかあのヤドキングは……。まだ勝ったことが確定してない癖に凄く勝ち誇ったような表情して……。

「それじゃ……ニューヨークへ行きたいかぁ〜!!!」
「やかましいわ」

どっかで聞いたような台詞にガブちゃんが突っ込みをいれた。えっ?さっきからマッハの名前の名前間違えすぎだろ?わざとですよ?

「では問題!!この僕ヤドキングの別の通称は--」
「どやキングでしょ?」
「…………」

どやキング……もといヤドキングは問題を言いきる前に答えられて、さながら縛られの種を飲んだかのごとく硬直してしまった。うん、これは正解だね。

「参ったよ……決まりだからちゃんと渡さないとね。これが商品の宝の地図だよ。そしてこれが……」

なんだろ?宝の地図はすっと渡したのになぜか副賞はあのきったない棚からごそごそと取り出そうと奮闘している。そんなに渡せなかったものなのかな?

「これがうちのサマヨールオーナーが経営しているラーメン屋のお食事券十万ポケ分を贈呈するよ」
「えええええええええぇぇっ!!汚職事件が十万ポケ分もあったのぉ!!?」
「いやリーフ、なんでここで汚職の事件がでるわけ?」

こりゃまたすごい聞き間違いをやらかしたリーフに僕は突っ込んだ。逆に何でお食事券と汚職事件を聞き間違えられるのか聞きたいよ……。

「十万ポケ分だとぉ!?」
「うん。本日限り有効だから」
「って使えねぇじゃねぇかんなもん!!」

いやいやガブちゃんよ。常人ならそう思うけどここにフードファイタークラスの大食いがいるんだよ。といっても彼知らないから仕方ないか。そんなことは露とも知らないどやキング……もといヤドキングはニヤニヤしながらこっちを見ていた。あいつの驚く顔が目に浮かぶよ。







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「ところでさガブちゃん」
「だからガブちゃん言うな!!」

一旦サマヨールのカフェを出てきたリーファイにマッハ。開口一番なぜ彼が一人でいたのかリーフが尋ねた。むろんマッハの突っ込みなど誰も聞いてはいない。

「まぁあれなんだよ。他のチームメイトがさ、オレを置いて依頼に行ったわけよ」
「追いって行った!?またなんで?」

置き去りにされたマッハにリーフもファイアも彼が少々酷な目にあわされているのではないかと考えた。だがその考えは……。

「お前達は知らないだろうが遠くの世界には入れる数が決まってるダンジョンがあるんだよ。ほんであいつらはよりにもよって2人しか入れないダンジョン選びやがって……ったく!」
「成程……」

マッハの話を聞いてリーフは左手こと左蔓をあごにあてた。

「つまりガブちゃんは攻撃種族値が130だったってこと!?」
「何を聞いとったんじゃおんどりゃあああああああああああああああぁ!!」

こういうことを世間でいう”的外れ”というのだろうか。リーフは全く関係ない話を述べてマッハに突っ込まれた。そのあとファイアがフォローしてマッハの怒りをおさめたのだが。

「成程ね。んじゃしばらくわたし達と一緒に行く?」
「オレは構わんが他の奴らはどうなんだ?邪魔にならねぇのか?」

懸念するマッハだがリーフ曰く”そんなのリーダーのわたしがよければいいの!!”とのこと。ファイアは苦笑いしていたが……。

「それじゃファイア。ガブちゃん連れて先行ってて!!」
「リーフはどうするの?」

どうするのとは聞いたもののある程度予想はついていた。彼女にとっては本日限りの最高級のご褒美を渡されたのだから……これ以上は説明はいらないだろう。リーフは”決まってるでしょ”と言い残してその場を去った。




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「ただいま〜!!」
「おぉ、戻ったか」

リーファイの基地にたどりついたファイアとマッハ。そんな彼を出迎えたのは、水色の体にふさふさの耳と尾が特徴的な亀の姿のポケモン、カメールだった。

「もぅ兄さん、そんな無理しないで寝てなよ」
「うるせぇよ。ずっとねてたら死にそうだからじっとなんかしてしてらんねぇよ。ってそのガブリアスは?」

このカメールこそファイアの兄ウォーター。だがウォーターは右足に包帯を巻いており両手には松葉杖があった。察するに足を怪我している様子である。

「うん、以前残された島であったあのストロングのガブリアスのガブちゃんだよ」
「おぉ懐かしいな!!久し振りだなガブちゃん!!」
「…………」

もう半泣きになりながらマッハは下を向いた。ファイアがウォーターに事情を伝えていると、しばらくして彼ははっとした様子で口を開いた。

「そう言えば気になっていたんだがあのズルズキンとピカチュウはどうしたんだ?」
「あぁ親父とルッグねぇ……」
「父さんは飲みにいってルッグさんは呼び出さたから両方ともここにはいないよ」
「なにぃ!?じゃあお前らけが人一人に留守番させてたのかよ!!」

突っ込むところはそこなのだろうか。とにかくあの二人は今ここにはいないことになっている。

「てか呼び出しってなんだ?何で呼び出されたんだ?」
「あぁ、あいつ元は屋敷の使いだったんだよ。それで今でも呼び出されることが多くてな。ほんっとご苦労なこったよ」
「マジかよ……」

またも屋敷、彼らが察するに上司のサザンドラによっての呼び出しを食らったのだ。






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「はぁ〜」

こんな人っ子というかポケっ子一人いないような森で深いため息をついたのはメガネをかけてるズルズキンのルッグだ。彼は”ザンドさんめ……なんで探検家になった僕をまた呼び出すんだ”とぶつぶつ呟きながら屋敷に足を勧めていた。

「…………!!」

--ん?なんだろこの声?どっかで聞いたような声が聞こえたような……。






「ふざけんじゃないわよ!!そんなぶつかった程度で骨が折れるわけないでしょ!!」
「おいおい、俺様のこと怪我させといてその言い方はねぇよ、な〜お前ら」

言い争いをしていたのチコリータとメガネをかけたリオルのグループにヒトカゲとスカタンクとズバットとドガースのグループだった。いかにもガラが悪そうなヒトカゲは子分の三体のポケモンにニヤニヤしながら振り返った。一方のチコリータは敵意をむき出してヒトカゲ達を睨んでいる。

「あ……あいつら……!!」

ヒトカゲ達の姿を見るや否や草陰で覗いていたルッグの額に一気にしわがよった。このヒトカゲ達のことは見覚えがあるどころの問題ではなく明らかに嫌悪感を発している。

「仕方ねぇな。おいお前ら!!こうなったら力づくで奪い取るぞ!!」
『へい!!』

ヒトカゲの号令で三体のポケモンは一斉にチコリータに襲いかかろうとした。チコリータの後ろにいたリオルは怖がってかばうどころか彼女を盾にする始末。

「くっ…………」
「ちょっと待ってもらいますか悪臭軍団さんよ?」

さながら絶対零度を使ったかのような冷たく低い声が辺りに響いた。その声に攻撃しようとしていたヒトカゲ達は思わず動きを止める。

「女の子一人に四人がかりで向かって、それでくだらない因縁つけてそう簡単に問屋がおろすとでも思ってるんですかねぇ〜」

いきなり草陰から現れたズルズキンがヒトカゲ達にじわりじわりと、それは悪魔の笑みともいってもいい表情で詰め寄っていく。あまりの迫力に当事者のヒトカゲ達のみならずチコリータも恐怖で後ずさりする。

「ちょちょちょちょちょちょっと待て!!オレ達はただこいつに賠償金を請求していただけでだな……!!」
「ほほぅ〜。肋骨を折ったポケモンがなんで相手を攻撃できるほど元気なのかな〜?」

ヒトカゲのいいわけなど聞く耳すらもたないルッグ。顔こそは笑っているが怒っていることは誰の目にも明白である。

「アレフトアニキ……」
「ひぃ……っ!」
「…………」

ヒトカゲことアレフトの子分達三人はすがる気持ちで彼に視線を投げかけた。無論彼ら三人は恐怖のあまり逃げるという最善の行動など自力で考えつくこともできない。

「ちぃっ……逃げるぞっ……!?」


 ガシィッ!!


背を向けたアレフトだが彼の右肩に手が握られた。彼からするとその感触は氷に触ったように冷たかったとか。

「覚悟は……できてるんでしょうね♪」

右手でアレフトを逃がさないようにつかみ、左手で武器の棒をくるくると回していた。

「ちょっと待ってくれ!!話せばわか…………」









残念ながら彼らの命乞い(?)は届かなかった。森の中で四人のポケモンの悲鳴と打撃音が響いた。


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「ったくあいつらは全く変わっちゃないな」
「あの……さすがにやりすぎなんじゃ……」

その恐れている口調はあきらかに手をパンパンと叩いているルッグに対するものだろう。チコリータはルッグに恐る恐る口を開く。

「まぁこいつらはこれぐらいやらなきゃダメだよ。それで君達は?僕の名はルッグ、みたとおり種族はズルズキンだよ」
「ほ、本物のリーファイのルッグさ……むぐっ!!」

色紙を出してサインをねだるリオルはチコリータが制していた。

「それでさっきもきいたけど君達は?この辺じゃ見かけないけど?」
「わたし達は……」













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つう訳で前回のクイズの答え合わせだ!!今回もこのオレ、マッハが仕切らせてもらうぜ!!





はいそこ!!ガブちゃん言わない!!前回の自分の答えを思い出しながら答え合わせをしてくれ!!んじゃ行くぜ!!ガブちゃんの廃人講座〜!!




1.なみのり

補足:結構あわと答えていたヒトがいたな。確かにあとの三つは全体攻撃っぽくてあわって全体に攻撃するようなイメージがないんだろうかな。結果はなみのり以外は敵全体攻撃でなみのりは味方も含めての全体攻撃なんだよな。余談だけど第三世代(俗に言うルブサファ時代ではなみのりも敵全体を攻撃、即ち味方には被害がおよばないんだよ)



2.全員130


補足:種族値130。これは一般的には最高クラスの種族値を誇ってるんだ。これを上回る種族値を持つポケモンはホンとに限られていてデメリットの特性を持っていたり(ケッキングなど)伝説のポケモン(パルキア等)だったりとそれ以外の能力が低く扱いづらい(ラムパルド等)みたいに限られてたんだよ。



3.カウンターはゴーストタイプに、ミラーコートは悪タイプにきかない


補足:これはヒントあったから簡単だったかな?ソーナンスが苦手なのはこの弱点に該当するポケモン、ゴルーグやヨノワール、サザンドラや特殊型バンギラスならソーナンスを容易く倒すことができるぞ。


4.全部


補足:ノコタロウの野郎もこんな無茶苦茶な問題を思いつくとは……。性格がねじ曲がってるからこんな意地悪問題だせるんじゃねぇのか。身代わりって状態異常をいっぱい防げるイメージがあるがあれって麻痺とか混乱とかラムの実で回復できるような状態異常でないと全部貫通するんだな。ちなみにゴーストタイプの用いた呪いも身代わりを貫通するそうだ。全部ノコタロウが実機で試してみたから間違いはないはずだ。

これも余談だがノコタロウはリア友と対戦してやどみが(宿り木の種 身代わり)を決め込もうとしたら身代わり状態でアンコールと金縛りを決められて完封されたらしい。


5.ガブリアスは麻痺する

補足:これなんだよ……。俺達ガブリアスがジャローダを相手にできないとまではいかないけどどうしても不利になりがちなのは。オレ達地面タイプは電磁波では麻痺しないだろ?アレ電磁波は電気タイプで地面タイプには無効だからなんだが、蛇睨みはノーマル技だから普通に地面タイプでも麻痺するんだよ。

んでもその割にはなぜかゲンガーといったゴーストタイプにも麻痺させられることができるんだ。つまり蛇睨みを避けるには特性じゅうなんか速攻で身代わりかなんだが……ジャローダ、ゲンガーより速いからな……。身代わりも出せないまま麻痺させられるという……。


6.発動する

以外にも味方だと発動しないと思ったヒトは多かったな。これも検証済みでダブルバトルで自信過剰ワルビアルが敵味方合わせて地震で全員倒したところ、合計で自信過剰が三回発動してたから発動するんだなこれが。


と言うわけで今回のクイズの答えはこうなったぞ!!それじゃ次回もこのオレの活躍楽しみにしてくれよな〜!!




えっ!?ノコタロウ何だって?






なんだとぉ!?次回はオレの出番ない!?ふざけんな!!あんなこと言っといて出番ないってどういうことだ!!責任とれやああああああああああああぁっ!!

ノコタロウ ( 2012/07/16(月) 22:40 )